単語のつくり
こんにちは、孤独なライターです(^^♪
今回の記事は「単語の成り立ち」についてアプローチしていきます。
みなさん単語をどのように覚えていますか?
単語は暗記しかやりようがないとお考えの方、確かにその通りでもありますが、それだけでは単語学習が少し苦痛になります。
暗記だけだと退屈になりますからね。
しかし単語学習にはちょっと工夫を加えることで、単語学習が今までより楽しくできちゃいます。
それはどんなアプローチかというと、「語源」を使う方法です。
日本語には「漢字」というものがあります。
「漢字」には部首というものがあり、部首によっていくらか意味が決まってます。
(おわかりだと思いますが....)
例えば、、
「月」片の漢字は、人間の体の部位が多いですよね?
「臓」「腹」「脳」「胸」など。
これと同じように英単語でも、部位によっていくらか意味を想像できることができるんですよ。
単語を分解して、分解した単語動詞の意味を合わせて、総合的に意味を考えます。
そうすることで、未知の単語の意味をある程度推測することができるのです。
こういったアプローチを混ぜながら単語帳をやると、記憶の定着がしやすくなり効率的に単語力をつけることができます。
ぜひお試しいただきたいです。
今回の記事では、単語を分解した「接頭辞」「語幹」「接尾辞」について、ほんの一例ですが紹介していこうと思います。
ご参考なまでに。
ではいきます。
☐ 単語の構成
単語の構成といっても、もちろん「eel(鰻)」のような、単語の構成もなにもないような英単語もたくさんあります。
でもまた同時に、単語の構成から「意味や品詞」を推測できる単語もたくさんあります。
多くの英単語は「接頭辞」「語幹」「接尾辞」から成り立ってます。
その3つにそれぞれ一定の意味があります。
それら3つの意味を総括的に考えて単語の意味を推測します。
(全ての単語に「接頭辞」「語幹」「接尾辞」があるわけではありません。)
全ての単語に当てはまることではありませんが、以上のような「語源」を使ったアプローチは、語彙力増強には間違いなく一翼を担ってくれます。
では実際に、ほんの一例ではございますが、「接頭辞」「語幹」「接尾辞」をみていきます。
☐ 接頭辞
「接頭辞」とは単語の始まりにつくものです。
①「re」
基本イメージ → 「 もう一度・返す 」
・「return」→「戻る」
・「reject」→「拒絶する」
・「reuse」→「再利用する」
・「react」→「反応する」
・「reproduce」→「再生産する」
②「dis」
基本的イメージ → 「 否定・消える 」
・「disappear」→「消える、消失する」
・「disregard」→「~を軽視する」
・「disadvantage」→「不利な立場、デメリット」
・「discharge」→「解雇する、解放する」
・「distract」→「(注意)をそらす、心を悩ませる」
③「co con com」
基本イメージ → 「 一緒に・共に 」
・「coordinate」→「対等の、調整する」
・「company」→「付添人」
・「conform」→「従う」
・「conclude」→「結論を出す」
・「conjunction」→「共同、接続詞」
④「pre pro」
基本イメージ → 「 前に 」
・「proceed」→「進む」
・「prehistory」→「先史時代の」
・「preface」→「序文」
・「produce」→「引き起こす、生み出す」
・「proclaim」→「宣言する」
⑤「un」
基本イメージ → 「 反対・否定 」
・「unprecedent」→「前例のない」
・「unable」→「~することができない」
・「unanticipated」→「予期していない」
・「unpredictable」→「予測できない」
・「untie」→「ほどく」
☐ 語幹
「語幹」とは、単語の意味をなす一番軸となる部分です。
①「cap」
基本イメージ → 「 頭 」
・「cap」→「帽子」
・「captain」→「船長、指導者」
・「capital」→「主要な」
②「cept」
基本イメージ → 「 つかむ 」
・「except」→「除く」
・「accept」→「受け入れる」
・「concept」→「発想、着想」
③「clude」
基本イメージ → 「 閉じる 」
・「exclude」→「除外する」
・「include」→「含む」
・「seclude」→「引き離す」
④「form」
基本イメージ → 「 形 」
・「uniform」→「制服」
・「reform」→「改革する」
・「transform」→「変形する」
⑤「port」
基本イメージ → 「 運ぶ 」
・「export」→「輸出する」
・「inport」→「輸入する」
・「portable」→「持ち運びができる」
☐ 接尾辞
「接尾辞」とは、単語の最後の部分です。
①「ーable」
基本イメージ → 「 ~できる・形容詞を表す 」
・「enable」→「~できる」
・「acceptable」→「容認できる」
・「unbelievable」→「信じられない」
・「expendable」→「使い捨てにされる」
・「impeccable」→「欠点のない」
②「ーly」
基本イメージ → 「 副詞をあらわす 」
・「possibly」→「ひょっとしたら」
・「unbelievably」→「信じられないことだが」
・「positively」→「きっぱりと」
・「probably」→「たぶん」
・「barely」→「ほとんど~ない」
③「ーtive」
基本イメージ → 「 ~的な・形容詞を表す 」
・「respective」→「各々の」
・「comparative」→「比較による」
・「positive」→「陽性の」
・「competitive」→「競争の」
・「superlative」→「最高の、無比の」
④「ーer」
基本イメージ → 「 ~する人/物・名詞を表す 」
・「employer」→「雇用者」
・「trainer」→「トレーナー」
・「player」→「プレーする人」
・「composer」→「作曲家」
・「terminater」→「終結させるもの」
⑤「ーee」
基本イメージ → 「 ~される人/物・名詞を表す 」
・「employee」→「雇用される人」
・「trainee」→「訓練受ける人」
・「attendee」→「出席者」
・「examinee」→「試験受ける人」
・「interviewee」→「面接を受ける人」
▢ まとめ
以上、単語を形成する「接頭辞」「語幹」「接尾辞」の一例をみてきましたが、いかがでしたか?
漢字の部首のように、英単語でも部分によって一定の意味があることが多いので、単語の意味を推測できることが多々あります。
もちろん推測も何もできない、ただ暗記するしかない単語もありますが、今回の記事でやったような「語源」を使った単語習得法は、必ずみなさんの英語学習の支えになるはずです。
「語源」関連の参考書もたくさんあります。
では今回のまとめです。
①多くの英単語は、「接頭辞」「語幹」「接尾辞」から構成されている。それぞれに一定の意味がある。
②全ての英単語に「接頭辞」「語幹」「接尾辞」があるわけではないが、どれか1つだけあるだけでも推測できる可能性がある。
③「接頭辞」とは単語の始まりの部分。「語幹」とは単語の意味を成す一番軸となる部分。「接尾辞」とは単語の最後の部分。
語源の参考書は「なるほど」と感じることが多いので、楽しく読めます。
1冊はもっておいてもいいでしょう。
「単語のつくり」の説明は以上です!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
それではまた(^^♪
☆To the Finest Hour☆