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助動詞(2)

こんにちは、孤独なライターです(^^♪

 

今回と次回の記事では、具体的に助動詞を1コ1コみていきます。

 

前回の文法の記事では、助動詞そのものの役割や文法的使い方をみてきましたので、そのあたりがわからないという方は、まずは前回の助動詞の記事をご覧ください。

 

私のブログでは、マイナーすぎる助動詞までは扱いませんが、助動詞の95パーセントまでは網羅できると思いますので、当ブログで出てくる助動詞さえ使い方を把握すれば、助動詞に関しては問題ありません。

 

そもそも助動詞自体そこまで種類がないので、心配することはありません。

 

 

今回の記事では、メジャーな助動詞からピックアップしていきます。

 

学習する助動詞は、「can」「could」「will」「would」「must」「have  to」「may」「might」とします。

 

「could」は「can」の過去形、「would」は「will」の過去形、「might」は「may」の過去形なのですが、動詞が過去形になったときのように、ただ単に過去の内容になるというわけではないので、それらの助動詞が過去形になったとき、どういった内容になるのかについてもみていきます。

 

助動詞の過去形は、過去形で学習する必要があるというのが私の考えです。

 

ではいきます。

 

 

▢ 「can」「could」

基本イメージ  →  「潜在性」

 

能力(~できる)

・「He  can  speak  four  languages.」

 「彼は4カ国語話すことができる。」

 

この使いかたはみなさんに馴染があります。

 

 

許可(~してよい) 

・「You  can  use  my  pen.」

 「僕のペン使っていいよ。」

 

「使える」という「潜在性」を与えて、「使ってもいいですよ」といっている。

 

 

可能性(あり得る)

・「Sometime  she  can  get  angry.」

 「時々、彼女は怒ることがある。」

 

彼女の内部の潜在的な性質」を述べている。 

 

 

④過去形「could」

 過去形の本質「距離感」なので「can」を「少し意味を弱めた感じ」、「遠ざけた感じ」になります。 

 

・「I  could  do  this  job.」

 「この仕事、できると思う。」

 

「can」を「過去形」にしたからといって、常に過去のことを言ってるとは限りません

 

・「Could  you  tell  me  English ?」

 「英語を教えて頂けませんか?」

 

この文は、過去形にして「距離感」を出した遠回な表現つまり「婉曲話法」で丁寧さを出してます

 

 

▢ 「will」「would」

基本イメージ  →  「意志」

 

「過去形」「現在形」はあるが「未来形」はないという論がありますが、(わたしもそう思います)、未来のことについて言及する表現自体は、もちろんあります。

 

「will」はそのうちの1つです。

 

意志(~するつもりだ)

・「I  will  study  English.」

 「英語を(これから)勉強します。」

 

この用法はみなさんに馴染みがありますね。

 

 

予測(~だろう)

・「He  will  never  change  his  way.」

 「彼は自分のやり方を決して変えないだろう。」

 

 

丁寧表現 → 「would」

・「Would  you  do  me  a  favor ?」

 「お願いしたいことがあるんですが?」

 

「will」を「過去形」にすることで、「will」を柔らかくし、丁寧さを出した言いまわしです。

 

 

過去の習慣 → 「would」

・「I  would  often  fishing  when  I  was  a  child.」

 「子供のころよく釣りにいったものだ。」

 

 

▢ 「must」

 基本イメージ  →  「圧力」

 

「must」には「過去形」がありません

 

過去形の本質は「距離を置く」

 

これと「圧力」は矛盾しますからね

 

 

確信(~に違いない)

・「He  must  be  lying.」

 「彼はウソをついてるに違いない。」

 

「違いない」ということに「圧力」を感じますね。

 

 

義務(~しなければならない)

・「You  must  do  it  right  away.」

 「君は今すぐそれをしなければいけません。」

 

みなさんがよく知ってる「must」の使い方です

「You  must~」というと、命令に近い「高圧的」な意味になります。

 

 

▢ have/has  to 

 基本イメージ  →  「必要」

 

義務(~しなければならない)

・「I  had  to  do  it  at  that  time.」

 「そのとき、そうしなければいけなかった。」

 

「must」と違って「have」は過去形にできますので、過去の『義務』のことをいう時は「must」を使わず、「have  to」のほうを選択してください

 

「have  to」はもちろん現在のことでも使います。

 

 

不必要(~する必要ない)

・「You  don't  have  to  study  now.」

 「今は勉強する必要ないよ。」

 

対比させて確認したいのが、「must  not」は「禁止」を表します。

 

・「You  mustn't  study  now.」

 「今は勉強してはいけません。」

 

 

▢ 「may」「might」

 基本イメージ  →  「開かれたドア」

 

許可(~してよい) 

・「May  I  take  your  order ?」

 「ご注文を伺ってよろしいですか?」

 

相手に許可を求めるときの典型表現です。

 

「許可」の否定文は「禁止」ですが、「must  not」の「禁止」と意味が少し違います。

 

「may  not」は公的なシチュエーション(市の条例など)で「禁止です」と言っていて、「must  not」は「ホントにダメだからね!」というニュアンスになります

 

 

推量(~かもしれない)

・「It  may  happen  in  an  hour.」

 「それは1時間以内に起こるかもしれない。」

 

「可能性がある」ということで、「may」の基本イメージ「開かれたドア」が反映されています。

 

 

祈願(~でありますように)

・「May  all  your  dreams  come  true.」

 「君の願いが叶いますように。」

 

 

④過去形「might」

過去形の「might」は「may」を少し弱めた感じです。

 

過去形の本質は「距離を置く」なんでね。

 

「may」と「might」を例文で比べます。

 

・「It  may  happen.」

 「それは起こるかもしれない。」

 

・「It  might  happen.」

 「それは、んーー.......起こるかもしれない。」

 

「may」よりも「確信」がさらに薄くなった感じです。

 

 

▢ まとめ

 

以上メジャーな助動詞をみてきましたが、いかがでしたか?

 

今回出てきた助動詞は必ず覚えてください。

 

そして助動詞でも、過去形と現在形では使うシチュエーションが異なることもチェックしといてください。

 

過去形だから、ただ単に過去の話になるという捉え方はやめてください。

 

このあたり助動詞の過去形の使い方を、理解している英語学習者は少ないです。

 

 

では今回のポイントをおさらいします。

 

「can」の基本イメージは「潜在性」。そこから、「~できる」「~してよい」「~があり得る」という意味へと膨らんでいく。

 

「could」は「can」を薄くした感じ「~できるかもしれない」や「~があり得るかもしれない」、疑問文だと遠回し表現として「~することは可能でしょうか?」「~していただけませんか?」という意味へと膨らんでいく。

 

「will」の基本イメージは「意志」。そこから「~するぞ」「~だろう」という意味へと膨らんでいく。

 

「would」は「will」を薄くした感じ「~していただけませんか?」といった丁寧表現や、過去形だから単に「過去の習慣」のことを言える。

 

「must」の基本イメージは「圧力」。そこから「~しなければならない」「~に違いない」という意味へと膨らんでいく。「must」に過去形はない。

 

「may」の基本イメージは「開かれたドア」。そこから「~してよい」「~かもしれない」「~でありますように」という意味へと膨らんでいく。

 

「might」は「may」を薄くした感じ「んーーー........かもしれない」という具合になる。

 

 

今回の記事は以上です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

それではまた(^^♪

                         ☆To  the  Finest  Hour☆