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句動詞

こんにちは、孤独なライターです(^^♪

 

今回のテーマは「句動詞」について!

 

動詞を修飾する語が動詞と結びつき、動詞本来の意味をふくらませてまた違う意味へと変わる現象をみていきます。

 

動詞を修飾する語とは「副詞」や「前置詞句(=副詞句)」のことです。

 

句動詞は、いわゆる熟語・イディオムのことで、英単語の数とまではもちろんいきませんが、ものすごくたくさんあるので、熟語集単体の参考書が巷にたくさんあります。

 

日常会話レベルのみを目指す方にとっても、1冊くらい日常会話必須の熟語集をマスターしてもいいのではないかと思います。

 

いずれイディオムはただ暗記するだけでなく、語句の基本イメージから意味を想像しつつ暗記すると、より記憶が定着しやすくなります。

 

 

今回の記事の流れは、まずは「句動詞とは何か」についてみていきます。

 

そして次に、語句の基本イメージを使って句動詞の意味を考えることについて、例を挙げてみていきます。

 

最後に、句動詞には動詞と結びつく語句のパターンが何種類かあるので、パターン別に例を挙げて句動詞の実例をみていきます。

 

ではいきます。

 

 

☐    句動詞とは?

 

今回は「句動詞」ということで、英語は難しいと我々に思わせるものの1つです。

 

 句動詞は「句」「動詞」であって、「句になった」「動詞」です。

 

つまり動詞に「2語以上の語彙がくっつき」その動詞の意味をさらに膨らませたのが「句動詞」です

 

では全ての動詞が句動詞になることができるのかというと、全てではありません

 

句動詞になる動詞は、「基本動詞」です。

 

基本動詞は日常生活でよく使われる動詞でしたね。

 

例えば「get」「take」「put」など。

 

動詞が「何と」くっついて句動詞になるかというと、「前置詞」「副詞」をメインにあとは「名詞」です。

 

句動詞に使われる前置詞・副詞は、これもまた日常的に多用されるいわば「基本前置詞」「基本副詞」です。

 

前置詞でいえば、「with」「without」など。

 

副詞でいえば、「up」「down」など。

 

そして最も句動詞に使われるのが「もともと前置詞だが副詞にもなる前置詞」です。

 

例えば「on」「by」「in」など。

 

さっそくですが句動詞を1つ紹介します。

 

Come  on  in !」

中へお入りください。」

 

これ、動詞は「come」ですが、訳すと「来る」という言葉はありません。

 

しかし「come」「on」「in」の1つ1つの基本イメージを合わせると、、

 

 「来る」「接触」「なか」

→「中に来て(誰かと)接触する」

→「中にお入りください。」

 

と意味を捉えることができます。

 

このように句動詞はイメージで意味を推測できることもよくあります

 

イメージも大事ですが、ある程度は暗記して瞬時にアウトプットできるのが理想です。 

 

ただし最初はイメージを使って意味を推測するアプローチがおすすめ。

 

記憶定着につながりやすいからです。 

 

句動詞はいわゆる「イディオム・熟語」なので、暗記分野でもあります。

 

でも、「100%暗記だ!」というと退屈で学習が続かないので、まずはイメージで句動詞をせめていってください。

 

では以降、句動詞の例文をみていきます。

 

 

☐    動詞(自動詞)+副詞

 

①「go  on  (doing)」

    「機動状態で」「行く」

「~し続ける」

 

②「go  off」

    「離れて」「行く」

 →「退場する」「爆発する」

 

③「hold  on」

   「機動状態」「を保つ」

「待つ」「電話を切らないでおく」

 

 

☐    動詞(他動詞)+副詞

 

①「put  off  O」

 「離れて」「置く」 

「Oを延期する」

 

②「get  off  O」

 「Oから離れた」「(ある状態を)ゲットする」

「O(電車やバス)を降りる」

 

③「put  on  O」

 「Oを接触状態に」「置く」

「~を着る」

 

 

☐    動詞+前置詞

 

「動詞」は意味的には「他動詞的」ですが、文法的には「自動詞」です。

 

①「look  into  O」

 「Oの中に入って」「見る」

「Oを調査する」

 

②「call  for  O」

 「Oを求めるように向かって」「呼ぶ」

「Oを求める、必要とする

 

③「take  after  O」

 「Oの後」「をとる」

「Oに似る」

 

 

☐    動詞+副詞+前置詞

 

動詞の意味は「他動詞的」ですが、文法上は「自動詞」です。

 

①「go  in  for  O」

 「Oを求めて」「中に」「行く」

「Oに参加する、Oを好む」

 

②「look  forward  to  O」

 「Oに向かって」「前を」「見る」

「Oを楽しみにしている」

 

③「come  up  with  O」

 「Oと一緒に」「高まって」「来る」

「Oに追いつく、(考えなど)を思いつく」 

 

 

☐    動詞+名詞+前置詞

 

動詞の後に名詞がくるので、他動詞型です。

 

①「take  advantage  of  O」

 「~の」「メリット」「を取る」

「~を利用する」

 

②「make  much/little  of  O」

 「~の」「大部分/小部分」「をつくる」

「~を重視する/軽視する」

 

③「pay  attention  to  O」

 「~に対して」「注意」「を払う」

「~に注意を払う」

 

 

▢ まとめ

 

以上「句動詞」をみてきましたが、いかがでしたか?

 

句動詞となると、動詞本来の意味から離れた意味へと変わるのがわかったかと思います。

 

そしてさらに句動詞は同じ句動詞でも、シチュエーションによってまた違った訳になるという厄介なものです。

 

ですのでアカデミックな論文といった、読者に誤解をなるべく生じさせないような英文では、句動詞はあまり使われません。

 

しかし小説や映画ドラマ、日常会話では句動詞がバンバン使われます。

 

句動詞を構成する1語1語が、日常語の「基本動詞」「(基本)副詞」「(基本)前置詞」なのでね。

 

ということで句動詞をたくさん覚えれば、スピーキングの幅が広がります。

 

 

では今回のまとめにいきます。

 

句動詞とは、動詞に1語以上の語句がくっつき(動詞を修飾)、動詞本来の意味をふくらませて、違った意味になる「動詞句」

 

句動詞を形成するのは、「基本動詞」「(基本)副詞」「(基本)前置詞」。いずれも中学英語で習うような、日常よく使われる語句

 

③句動詞は「イメージ」を使うと意味を記憶しやすい。「動詞の基本イメージ」と「副詞/前置詞の基本イメージ」を合わせて、句動詞の意味を想像してみる

 

 

「句動詞」の説明は以上です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

それではまた(^^♪

                         ☆To  the  Finest  Hour☆