助動詞(3)
こんにちは、孤独なライターです(^^♪
今回の記事も引き続き、具体的に助動詞をみていきます。
前回の記事で学習した助動詞と違って、今回扱う助動詞は過去形がないものが多いことと、完全な助動詞ではないものの、助動詞相当のものが出てきます。
前回の助動詞よりはマイナーなものばかりですが、普通に日常会話に出てきそうなものばかりですので、覚えていただきたいと思います。
いずれ助動詞(相当)ですので、それぞれの基本イメージがあります。
今回学習するのは、「should」「ought to」「shall」「had better」「need」「used to」「dare」です。
因みに「need」と「dare」は、助動詞だけでなく動詞としても使うことができます。
「should」「shall」「had better」は、「アドバイスする」という共通の意味がありますが、その強さ具合が異なったりと、少しニュアンスが変わってきますので、そのあたりも留意しながら似てる助動詞を比較しつつ、基本イメージをつかんでいってください。
では、さっそくいきましょう。
☐ 「should」「ought to」
基本的イメージ → 「進むべき道」
「should」には「過去形」がありません。
①アドバイス(~すべきだ)
・「You should study English harder.」
「君はもっと英語を勉強するべきだ。」
「するべきだ」と「進むべき道」をアドバイスしています。
一番ポピュラーな「should」の使い方です。
②確信(~なはずだ)
・「That should be OK.」
「それで問題ないはず。」
③万が一(仮定法)
・「Should you have any problem, just let me know.」
「万が一問題があったら、私にお知らせください。」
< ought to について >
「ought to」は「should」と同じ意味で使われます。
・「He ought to know the truth.」
「彼は真実を知るべきだ。」
☐ 「shall」
基本イメージ → 「進むべき道」
基本イメージは「should」と同じですが、「should」よりも強さが増します。
①相手の意向を訊く
・「Shall I open the window ?」 → 「申し出る」
「窓を開けましょうか?」
・「Shall we dance ?」 → 「提案」
「踊りませんか?」
「私(たち)」の「進むべき道」を提示して、相手の意向に完全に従うイメージです。
②確信(~なはずだ)
・「We shall fight on France.」
「我々はフランスで戦うことになるはずだ。」
by ウィンストン・チャーチル
「Should」よりも強い確信を表します。
③法律・契約書など
・「A shall pay the sum of ten thausands yen by the end of every month.」
「Aは毎月の末日までに10000円支払わなければならない。」
▢ 「had better」
基本イメージ → 「緊迫感」
「had better」は正式な助動詞ではありませんが、助動詞相当の使い方をします。
公式は「had better + 動詞の原形」
否定文だと「had better not + 動詞の原形」
①忠告・命令
・「You had better get away from here immediately.」
「今すぐここを脱出しなさい。」
「should」と同じく「~すべきだ」という意味ですが、「had better」のほうが「緊迫感」が強いので、「本当に~するべきだ」と強い意味になるのです。
②強いアドバイス(~したほうがよい)
主語が一人称(I , we)の時に使われることが多いです。
・「We had better eat something.」
「俺たちほんと何か食べたほういいよ。」
もう一度言います。
「should」よりも「緊迫感」が強いのが「had better」
▢ 「need」
基本イメージ → 「必要」
基本イメージってほどでもないですが、「need」の意味は「必要」です。
「need」は動詞としても、助動詞としても使えます。
でも助動詞として使うことはあまりありません。
そして助動詞として「need」に過去形はないので、過去の文にするときは、「動詞」として用い「needed」とします。
①動詞として
・「You don't need to worry about it.」
「それに関して心配する必要はない。」
②助動詞として
・「You needn't worry about it.」
「それに関して心配する必要はない。」
▢ 「used to」
基本イメージ → 「現在と過去との対比」
助動詞相当のフレーズで、「以前は~だったなぁ」という意味で、「過去の習慣や状況」を表現します。
・「I used to go fishing when I was a child.」
「子供の頃、釣りに行ったものだ。」(過去の習慣)
・「There used to be bank here.」
「以前はここに銀行があった。」(過去の状況)
▢ 「dare」
「dare」 → 「あえて~する」「思い切って~する」
「need」と同様に「助動詞」かつ「動詞」で使われます。
①動詞として
・「I must dare to fight against him.」
「勇気をもって彼と対決しなければならない。」
②助動詞として
・「Dare you kiss her ?」
「彼女に接吻する勇気あるかい?」
▢ まとめ
以上で助動詞に関する内容は終了となりますが、みなさんいかがでしたか?
とにかく助動詞の文法的使い方と、1コ1コの基本イメージを知ることは必須です。
私のブログで扱ったもの以外にも助動詞(相当)があるかもしれませんが、このブログで出てきた助動詞だけで十分です。
では今回のポイントをまとめます。
①「should」の基本イメージは「進むべき道」。そこから「~するべきだ」「~なはずだ」という意味へと広がっていく。また仮定法として「万が一」という意味もある。過去形はない。
②「ought to」は「should」と同じ意味。「ought to」も過去形はない。
③「shall」の基本イメージは「進むべき道」。「そうするしかない」という意味が「should」よりも強い。「もう道は1つしかないよね」というイメージ。
④「had better」の基本イメージは「緊迫感」。「~するべきだ」という意味があり「should」とかぶるが、「had better」のほうが「緊迫感」があり、より強いアドバイス(=忠告)になる。
⑤「need」は助動詞・動詞として使えるが、動詞として使われることのほうが多い。助動詞としての「need」には過去形がない。動詞としてなら過去形にできる。
⑥「used to」の基本イメージは「現在と過去との対比」で、「以前は~であった」という意味。過去の状況や習慣を言い表す。だからすでに形が過去形になってる。
⑦「dare」は「need」と同じく、助動詞・動詞で使える。「あえて~する」「思い切って~する」という意味。
もし他に助動詞がありますよという方がおりましたら、ぜひ教えていただけましたら幸いです。
今回のストーリーは以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
それではまた(^^♪
☆To the Finest Hour☆