疑問文
こんにちは、孤独なライターです(^^♪
今回のテーマは、英語の疑問文について!
疑問文というとみなさんよく連想されるのが、「Are you.......?」とか「Do you.......?」とか「Can you.......?」といったことだと思います。
従来の英語教育では、なぜ疑問文はそのような語順になるのかといった、原理的な説明を施した授業は、受けてこなかったのではないでしょうか?
暗記に留まっていたことだろうと思います。
(でもまぁ疑問文のルールに関しては、暗記でもいいのですが)
そこで少しではありますが、私から疑問文はなぜそのような語順になるのかを解説しようと思います。
あとは、疑問文でもどんな疑問文があるのかもみていきます。
そして疑問文に対する答え方を、疑問文のパターン別に解説していきます。
後に説明する「付加疑問文」については、少し紛らわしいルールがありますので、要注意を。
今回の記事のキーワードは「倒置」です。
なぜ、倒置をさせるのか?
そして疑問文における倒置とは、何がどういう語順にくるのかということです。
英語中級者の方にとっては、疑問文の作り方に関してはすでにおわかりの内容だと思いますが、なぜ疑問文では倒置が起こるのかまでは、考えたことがない方がほとんどだと思います。
疑問文ではなぜ倒置が起こるのかということまでは、学習する必要はありませんが、当り前なことでも背景を知ることで、もっとみなさんに英語に興味をもっていただけたらと存じます。
では、疑問文を考察していきます。
☐ 疑問文とは?
疑問文とは、当たり前ですが「相手に何かを尋ねる文」です。
疑問文をつくる基本は、肯定文(=通常の文)の語順の配置を変えます。
そうです、「倒置」という現象がおこります。
日本語でもそうですが、英語でも「倒置」はよくあることであり、何かを強調したい時に使います。
語順をイレギュラーにすることで、気持ちの動きが表れます。
疑問文には、何かを「訊きたい」という強い気持ちがあって、通常文に「倒置」という現象を起こさせます。
では具体的に「何を」どう「倒置」させるのかというと、、①~③の通り。
①「be動詞」を使った疑問文の場合
肯定文:「She is an English teacher.」
疑問文:「Is she an English teacher ?」
このように「be動詞」を「主語」の「前」に出します。
②「一般動詞」を使った疑問文の場合
肯定文:「You (do) study English.」
助動詞「do」が隠れていると考えてください。
疑問文:「Do you study English ?」
このように助動詞「do」が「主語」の「前」に配置されます。
③「助動詞」を使った疑問文の場合
肯定文:「He can speak English.」
疑問文:「Can he speak English ?」
助動詞「can」が「主語」の「前」に配置されます。
②と同様で助動詞の位置が変わります。
つまり「be動詞」以外の疑問文では、助動詞を主語の前に倒置するということです。
☐ 疑問文の種類
①答えるとき「Yes」か「No」かの疑問文
疑問文の形が
・「Do you ~?」
・「Can you ~?」
・「Are you ~?」
・「Did you ~?」
・「Have you ~?」
といったお馴染みの疑問文です。
② 「疑問詞」を使った疑問文
「疑問詞」とは、「what」「who」「which」「when」「where」「how」「whose」「whom」です。
これらを使った疑問文で訊かれたら、「Yes/No」で答えるのではなく、「SV」を使って、訊かれていることに関する情報を提示して答えます。
疑問詞については次の記事で解説します。
③選択疑問文
「Aですか?それともBですか?」と訊く疑問文です。
複数の選択肢を提示して、「どれですか?」と訊いています。
疑問詞を使うなら「which」です。
「which」を使わなくても、「Do you A or B ?」ということもできます。
④付加疑問文
「~ですよね?」といった、相手に確認をとるような疑問文です。
まずは「肯定文/否定文」で述べて、文末に「付加疑問」をつけます。
「肯定文」のときには、文末に「否定」の付加疑問をつけて
「否定文」のときには、文末に「肯定」の付加疑問をつけます。
▢ 疑問文の答え方
①「Yes/No」の疑問文
基本形は
「Yes, 主語 + be動詞/助動詞.」
「No, 主語 + be動詞/助動詞+not.」
・「Yes, he does.」
・「No, it isn't.」などですね。
②疑問詞を使った疑問文
「何を?」「いつ?」「どこで?」といった、訊かれている内容に関して答えます。
・「Who did it ?」
「誰がやったの?」
「Ken did.」
「ケンがやりました。」
・「Where did you go ?」
「どこに行ったの?」
「I went to Tokyo.」
「東京に行きました。」
・「What are you doing」
「何をしてるの?」
「I'm studying English.」
「英語勉強してんの。」
③選択疑問文
「Aですか?それともBですか?」「どっちですか?」と訊いてるから、「Aです」「Bです」とだけ答えればいいです。
・「Which do you like dogs or cats ?」
「犬と猫、どっちがお好み?」
「I like dogs.」
「犬です。」
④付加疑問文
付加疑問文の答え方は、「Yes/No」をつかって、「肯定文/否定文」に従って答えればいいだけです。
付加疑問は、肯定文/否定文と逆になりますのでそこが紛らわしいところなんです。
・「It's very freezing today, isn't it ?」
「今日とっても寒いですね?」
「Yes, it is.」
「そうですね。」
「No, it isn't.」
「いや、別に。」
▢ まとめ
みなさん、英語の疑問文の基本と、疑問文の種類、疑問文への答え方をみてきましたが、いかがでしたか?
疑問文の原理について、かなり詳しくは解説しておりませんが、少なくても学校の授業では習えないことを多少説明できたのではないかと思ってます。
もちろんいずれ更新を重ねて、より有意義な記事作成に努めます。
では今回の記事のポイントです。
①「倒置」には、話者の「気持ちの動き」が表れている。
②疑問文には、「訊きたい」という「気持ちの動き」がある。だから疑問文は、倒置のかたちをとる。
③be動詞を使った平叙文を疑問文にするとき、「be動詞」を「主語の前」に倒置。
④一般動詞を使った平叙文を疑問文にするとき、助動詞「do/does」を「主語の前」に倒置。
(一般動詞を使った平叙文は、主語と動詞の間に助動詞の「do/does」が隠れてる)
⑤助動詞を使った平叙文を疑問文にするとき、「助動詞」を「主語の前」に倒置。
⑥疑問文の種類は大きく分けて4種類。
・「Yes/No」で答える疑問文
・疑問詞(What/who/whenなど)の疑問文
・「Aですか?それともBですか?」という選択疑問文
・相槌を求めるような「~ですよね?」という付加疑問文。
ちなみに日常会話では、平叙文形式でも語尾を上げることで、疑問文になります。
疑問文の答えを考えるとき、何を訊いてるのか把握するのが大事です。
「疑問文」の説明は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
それではまた(^^♪
☆To the Finest Hour☆