英語 日本で 

「留学せず日本で」.....英語力を上級一歩前のレベルにするための道を伝えていくブログです。英語学習辛くなったら、コメントください。

時制(1) 基本時制

こんにちは、孤独なライターです(^^♪

 

今回の記事は「基本時制」について。

 

基本的な「時の表現」の仕方についての内容になります。

 

単純に言えば、「いつの内容のことを言うのか」ということについてです。

 

現在のことなのか、過去のことなのか、未来のことなのかといったことですね。

 

基本時制で出てくるのは、「過去形」と「現在形」という用語です。

 

基本時制に「未来形」を入れるのがわりと一般的なんですが、入れない英語教育者もいて、じつは私も入れない派です。

 

私は「未来形の本質」が、過去形と現在形とは違うと考えておりますので、私は未来形は基本時制にいれてません。

 

「時の表現」に関して、日本語と英語は全く違うので、戸惑う方も多くいる分野です。

 

 

では、今回の記事の流れについてです。

 

まずそもそも「時制とはなんぞや?」というところからスタートします。

 

次に英語の時制は3種類あるということですが、その中でも理解しやすい「基本時制」に分類される「過去形」と「現在形」について解説していきます。

 

解説と同時に例文も挙げていきますので、参考にしていただければと思います。

 

 

時制を理解するのは、正直なところそこまでイージーではないので、焦らず1コ1コの本質の理解を、スローペースで着実に進んでいきましょう。

 

まずは3つの中で一番イージーな「基本時制」のイメージをつかみましょう。

 

ではいきます。

 

 

☐    時制について

 

日本語にはない英語特有のひとつに、「時制」表現があります。

 

つまり「過去のことか」「現在のことか」「未来のことか」といった表現です。

 

日本語と英語では、「時表現」の感覚が全く違います。

 

 

「現在形」を使えばいいのか「現在進行形」なのか、また「過去形」を使えばいいのか「現在完了形」なのか。

 

こういったことで学生時代お悩みになった方も多いかと思います。

 

私が学習塾で教えていた時も、このような悩みをかかえる生徒が多かったですね。

 

理解できてる生徒のほうが珍しいくらい。

 

みんなつまずく分野は同じってことですね。

 

 

英語の「時制」を大きく分けると、以下になります。

 

①    「基本時制」    →    案外わからない

 

②    「進行形」    →    本質が知られていない

 

③    「完了形」    →    そもそも根本からわからない

 

それぞれの基本を理解するのは難しくないんですが、その3つが絡み合う英文だと、やや複雑になります。

(例えば「過去完了進行形」とか)

 

中学レベルだと時制の山は「現在完了形」くらいなもんで、中学レベルの英語だけでいいという方はあまりご心配なく。

 

英検2級レベルの英語力を目指している方は、高校英語は必須ですので、「時制」は全般的に理解できなければなりません。

 

それでは、今回の記事では

①の「基本時制」の「現在形」と「過去形」をみていきます。

基本時制は難しくありません。

 

 

☐    基本時制 (1)過去形

 

「過去形」が一番わかりやすいと思うので、最初に説明します。

 

「過去形」の本質イメージは「今と切り離された距離感」です。

 

「今」と「距離感」をもたせることで、「すでに起こったこと」=「過去のこと」を表現できるんです。

 

またその過去形の本質から「丁寧/婉曲表現」が生まれます。

 

ちなみに「過去に1回だけ起こったこと」も「過去の習慣」も、「過去形」を使います。

 

とにかく「過去形」 →  『距離感』というのを覚えてください。

 

 

では、何を過去形に変えるかというと、「動詞」や「助動詞」です。

 

これはほとんどの人がおわかりだと思います。

 

助動詞の過去形は覚える数が少ないので問題ありませんが、動詞で不規則変化するものは、たくさんあるので少し厄介です。

 

しかも不規則変化する動詞に限って、日常よく使う基本動詞なのです。 

 

具体的にどの動詞が不規則変化するのかは、ここでは触れないのであいまいな方は何かで確認してください。

 

では「過去形」を使った例文をみていきます。

 

 ・「I  played  baseball  yesterday.」

 「昨日テニスやったよ。」

 

 

・「I  was  naughty  boy  when  I  was  a  child.」

 「子供のころ、わんぱく少年だったよ。」

 

 

・「I  went  to  Kyoto  last  year.」

 「去年京都行ったよ。」

 

 

・「I  could  handle  it  once.」

 「かつてはそれを扱えたんだけどね。」

 

 

さをらに過去形の本質イメージの「距離感」を使って、「婉曲/丁寧表現」もできます。

 

この場合、よく「助動詞の過去形」が使われます。

 

・「I  would  like  you  to  do  it.」

 「あなたにそれをやって頂きたいのですが.......?」

 

 

・「Could  it  be  possible  for  you  to  give  it  to  me ?」

 「それを私に頂けることは可能でございますでしょうか......?」

 

 

▢ 基本時制 (2)現在形

 

現在形の本質イメージは、「過去・未来を含めた現在との一体感」です。

 

「現在」がつくからって、何も「いま」だけのことばかりではありません。

 

それが「現在形」です。でもいまいち、それだけじゃわかりませんよね。

 

ということで論より証拠、例文をみていきます。

 

 

①現在の習慣を表す

・「I  go  to  school  by  bus.」

 「バスで通学してるよ。」

 

過去もバスで学校行ったし、この先もバスで学校にいくであろうという

現在も含め、長い期間続いている習慣について述べるときには、「現在形」が使われます。

 

・「I  study  English  after  dinner.」

 「普段夕食食べたら、英語を勉強します。」

 

これも「習慣」を表します。

 

みなさんも、英語の勉強を習慣にしてください(^^)/

 

 

②現在の状態を表す

これが現在形の最も簡単な使い方です。

 

・「I  am  a  teacher.」

 「わたくし教師をしております。」

 

「過去も未来も含めた現在のこと」について述べています。

 

 

・「I  speak  two  languages.」

 「わたし、2カ国語話します。」

 

これも過去も未来も含めた現在のことですよね。

 

「昨日は英語話せたけど、明日は話せない」といったことはあり得ませんよね。

 

 

③一般的な事実・真理を表す

・「The  sun  goes  up  from  the  east.」

 「太陽は東から昇る。」

 

 ・「Carbon  dioxide  is  composed  of  oxygen  and  carbon.」

 「二酸化炭素は、酸素と炭素から成る。」

 

 

この2つの内容は、大昔から現在そして未来も変わらない「永遠不変の真理」ですよね。

 

こういったことは時制は現在形です。

 

 

 ④思考・宣言する時

・「I  think  that  your  dream  will  come  true.」

 「君の夢、実現すると思うよ。」

 

 ・「I  promise  to  finish  the  work  tomorrow.」

 「明日その仕事終わらせることを誓うよ。」

 

こういったことも現在形です。

 

 

▢ まとめ

 

「過去形」「現在形」といった「基本時制」をみてきましたが、いかがでしたか?

 

中学校では、過去形より現在形を先に習うので、現在形のほうが単純な使い方になりそうですが、案外現在形は過去形よりややこしい英文法です。

 

では、今回のポイントを整理します。

 

①「時制」とは、時の表現に関する全てのこと。

 

②時制は大きく分けて3種類。「基本時制」「進行形」「完了形」。その3つの基本イメージを使い分けられるかがポイント。

 

基本時制は2種類。「過去形」と「現在形」

 

④過去形の基本イメージは、「現在と切り離された距離感」。そこから、過去の事実をいったり、遠回しに言う「婉曲表現」ができる

 

⑤現在形の基本イメージは、「過去・未来・を含めた現在のこと」。そこから「現在の習慣」のこと、「現在の職業といった身分のこと」「一般的な事実のこと」を表現できる

 

 

動詞が過去形でも現在のことを言ったり、動詞が現在形でも過去のことを言ったり、現在のことを含んでいたりと、基本時制も一筋縄ではいかず勉強が必要ですネ。

 

英語中級者でも、基本時制をマスター人はごく少数者でしょう。

 

今後、「時制」を意識して英語を精読してみましょう。

 

 

「基本時制」については以上です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

それではまた(^^♪

                         ☆To  the  Finest  Hour☆

 

疑問詞

こんにちは、孤独なライターです(^^♪

 

今回の記事のテーマは「疑問詞」です。

 

用語を聞くと「なんだろ?」ってなるかもしれませんが、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」にあたる英単語です。

 

英語の疑問詞はよく「5W1H」といわれ、これは何のことかというと、「W」で始まる疑問詞が5コ、「H」で始まる疑問詞が1コありますよ、ということです。

 

疑問詞がよく使われるのは、「Yes/No」で答えない疑問文ですが、疑問文以外でも使われるパターンがあります。

 

それについても本記事でふれますが、今回は疑問文での使い方を学びましょう。

 

 

今回の記事の流れについて。

 

まずは疑問詞は、どういうときに使われるのかということについて。

 

セカンドステージは、疑問詞の種類についてです。

 

「疑問代名詞」と「疑問副詞」の2種類あり、6つの疑問詞の役割についてみていきます。

 

では疑問詞が疑問文の中でどのように使われるかを、例文を挙げていきますので確認しましょう。

 

ポイントは疑問文で訊きたい内容が、英文中で何の品詞になるのか区別できるかどうか

 

それにより疑問文をつくるとき、使う疑問詞が「疑問代名詞」になるのか「疑問副詞」になるのかを判断できます

 

では、いきます。

 

☐    疑問詞とは?

誰かに何かを訊くときに使われる詞で、「なに?」「どこ?」「いつ?」「だれ?」「どうやって?」といった、「Yes/No」だけでは答えられない疑問文をつくるときに出てきます。

 

そういった疑問文では、まずは疑問詞を先頭に配置します。

 

ただし疑問詞は疑問文だけに使われるのではなく平叙文の「疑問詞+不定詞」や、「関係詞」で使われるときもたくさんあります

(関係詞については、後日解説します。)

 

今回の記事では、疑問詞が疑問文でどう使われるのかみるだけでOKです。

 

 

☐    疑問詞の種類

①疑問代名詞

(1)「what」

「what」の基本は、「人」ではなく「物」「事」について訊くときに使います。

 

「何ですか?」といった感じです。

 

 

(2)「who」

「who」の基本は、「物」「事」ではなく「人」に関して訊くときに使います。

 

「誰ですか?」といった感じです。

 

 

(3)「which」

「which」の基本は、複数ある「物」「事」「人」のなかで「どれが/どっちが」を訊くときに使われます。

 

「どれですか?」といった感じです。

 

「疑問代名詞」はあくまで「代名詞」なので、文中における「主語」や「目的語」の位置にくるものに関して訊くときに疑問代名詞を使います。

 

 

②疑問副詞

(1)「where」

「where」は、「場所」を訊くときに使います。

 

「どこですか?」と。

 

 

(2)「when」

「when」は、「時」を訊くときに使います。

「いつですか?」と。

 

 

(3)「why」

「why」は、「理由」を訊くときに使います。

 

「なぜ?」と。

 

 

(4)「how」

「how」は、「どうやって?」「どのように?」「どのような?」といった、「方法」や「状態」を訊くときに使います。

 

疑問詞のなかで唯一、語頭が「w」でない疑問詞です。

 

「how」は疑問詞の中でも、少し特殊で使われ方が色々あります。

 

 

☐    疑問詞を使った例文

①疑問代名詞

(1)「what」

・「What  did  you  do  yesterday ?」

 「昨日をしたの?」

 

「do」の目的語を「what」に置き換えて、それを文頭に配置して疑問文をつくり、「何?」と訊いている。 

 

・「What  kind  of  music  do  you  like ?」

 「何のジャンルの音楽が好きなの?」

 

このように「何の種類」というように、「what」が形容詞的に働く疑問文もフツーにあります。

 

 

(2)「who」

・「Who  is  that  boy ?」

 「あの少年はですか?」

 

「That  boy  is  A」がまず肯定文で、「A」の部分について

「who」を文頭に置いて疑問文をつくり、「誰?」と訊いています。

 

・「Who  did  it ?」

 「誰がそれをやったの?」 

 

「A  did  it」がもとの肯定文で、Aという主語について、「who」を使って「誰が?」と訊いている。

 

みなさんこの2つ目の疑問文、疑問文なのに「did  you  ~?」とか「do  you  ~?」のように、疑問文の基本の「倒置」がおきていないことにお気づきでしょうか?

 

はい、「疑問代名詞(what who which)」を使った疑問文では、主語について訊くときには「倒置」をつかわず、ただ主語の位置に疑問代名詞を置くだけなんです。

 

 

(3)「which」

・「Which  do  you  like,  dogs  or  cats ?」

 「犬と猫、どっちがお好き?」

 

文末に選択肢を与えます。

 

・「Which  of  fishes  in  the  box  did  you  get ?」

 「箱の中の魚で、君が釣ったのはどれ?」

 

選択肢は2つだけでなく、3つ以上ある限られた数の中で

「どれですか?」と訊くこともできます。

 

 

②疑問副詞

「 副詞の内容」について訊くときに使う疑問詞が「疑問副詞」です

 

 

(1)「where」

・「Where  did  you  go  yesterday ?」

 「昨日どこ行ったの?」

 

「どこに」「行った」と、動詞「go」にかかる「副詞」について「where」に置き換えて「どこ?」と訊いている。

 

 

(2)「when」

・「When  did  you  arrive  at  Osaka ?」

 「いつ大阪に着いたの?」

 

「いつ」「着いた」と、動詞「arrive」にかかる「副詞」についてwhen」と置き換えて「いつ?」と訊いています。

 

 

(3)    「why」

・「Why  did  you  say  such  a  thing  to  her ?」

 「なんで彼女にそんなこと言ったの?」

 

「なんで」「言った」と、動詞「say」にかかる「副詞」について「why」と置き換えて「なんで?」ときいています。

 

 

(4)    「how」

・「How  did  you  do  it ?」

 「どうやってそれをやったの?」

 

「どうやって」「やった」と、動詞「do」にかかる「副詞」について「how」と置き換えて「どうやって?」と訊いています。

 

・「How  are  you ?」

 「調子はどう?」

 

「どのように」「存在する」と、be動詞「are」にかかる「副詞」について「how」と置き換えて「どんな具合?」と訊いています。

 

 

▢ まとめ

 

今回の記事では、「5W1H」の疑問詞についてみてきました。

 

疑問詞は疑問文に使われるだけでなく、他の用法でも使い方がある単語ですが、今回の記事では疑問文に使われる疑問詞の使い方を覚えるだけでOKです。

 

 

では今回のポイントをまとめます。

 

①疑問詞使った疑問文は、「Yes/No」では答えられない疑問文

 

②疑問詞は大きく分けて、2種類。「疑問代名詞」と「疑問副詞」

 

③「疑問代名詞」はあくまで「代名詞」なので、文中において主語や目的語の位置にくる内容に関して訊くときに使う

 

④疑問代名詞の具体例。「What」は「モノ/コト」について訊くときに使う。「Who」は「人」について訊くとき、「Which」は「複数あるモノ/コト/人」の中で、「どれか」を訊くときに使う。

 

⑤「疑問副詞」はあくまで「副詞」なので、文中において副詞の位置にくる内容に関して訊くときに使う

 

⑥ 疑問副詞の具体例。「Where」は「どこ?」について訊くときに使う。「When」は「いつ?」について訊くときに、「why」は「なぜ?」について訊くときに使う。そして「how」は「どうやって?」「どのような状態?」について訊くときに使う。

 

以上の疑問詞の使い方がわかれば、疑問詞の疑問文以外での使い方を理解できるようにもなります

 

いづれ疑問詞の基本的なことは今回の記事に載せたので、あいまいな方はもう一度お読みいただければと思います。

 

 

「疑問詞」については以上です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

それではまた(^^♪

                         ☆To  the  Finest  Hour☆

疑問文

こんにちは、孤独なライターです(^^♪

 

今回のテーマは、英語の疑問文について!

 

疑問文というとみなさんよく連想されるのが、「Are  you.......?」とか「Do  you.......?」とか「Can  you.......?」といったことだと思います。

 

従来の英語教育では、なぜ疑問文はそのような語順になるのかといった、原理的な説明を施した授業は、受けてこなかったのではないでしょうか?

 

暗記に留まっていたことだろうと思います。

(でもまぁ疑問文のルールに関しては、暗記でもいいのですが)

 

そこで少しではありますが、私から疑問文はなぜそのような語順になるのかを解説しようと思います。

 

あとは、疑問文でもどんな疑問文があるのかもみていきます。

 

そして疑問文に対する答え方を、疑問文のパターン別に解説していきます。

 

後に説明する「付加疑問文」については、少し紛らわしいルールがありますので、要注意を。

 

今回の記事のキーワードは「倒置」です。

 

なぜ、倒置をさせるのか?

 

そして疑問文における倒置とは、何がどういう語順にくるのかということです。

 

英語中級者の方にとっては、疑問文の作り方に関してはすでにおわかりの内容だと思いますが、なぜ疑問文では倒置が起こるのかまでは、考えたことがない方がほとんどだと思います。

 

疑問文ではなぜ倒置が起こるのかということまでは、学習する必要はありませんが、当り前なことでも背景を知ることで、もっとみなさんに英語に興味をもっていただけたらと存じます。

 

では、疑問文を考察していきます。

 

 

☐    疑問文とは?

 

疑問文とは、当たり前ですが「相手に何かを尋ねる文」です。

 

疑問文をつくる基本は、肯定文(=通常の文)の語順の配置を変えます。

 

そうです、「倒置」という現象がおこります。

 

日本語でもそうですが、英語でも「倒置」はよくあることであり、何かを強調したい時に使います。

 

語順をイレギュラーにすることで、気持ちの動きが表れます

 

疑問文には、何かを「訊きたい」という強い気持ちがあって、通常文に「倒置」という現象を起こさせます。

 

では具体的に「何を」どう「倒置」させるのかというと、、①~③の通り。

 

 

①「be動詞」を使った疑問文の場合

肯定文:「She  is  an  English  teacher.」

 

疑問文:「Is  she  an  English  teacher ?」

 

このように「be動詞」「主語」の「前」に出します。

 

 

②「一般動詞」を使った疑問文の場合

肯定文:「You  (do)  study  English.」

 

助動詞「do」が隠れていると考えてください。

 

疑問文:「Do  you  study  English ?」

 

このように助動詞「do」「主語」の「前」に配置されます。

 

 

③「助動詞」を使った疑問文の場合

肯定文:「He  can  speak  English.」

 

疑問文:「Can  he  speak  English ?」

 

助動詞「can」「主語」の「前」に配置されます。

 

②と同様で助動詞の位置が変わります

 

つまり「be動詞」以外の疑問文では、助動詞を主語の前に倒置するということです。

 

 

☐    疑問文の種類

①答えるとき「Yes」か「No」かの疑問文

疑問文の形が

・「Do  you  ~?」

・「Can  you  ~?」

・「Are  you  ~?」

・「Did  you  ~?」

・「Have  you  ~?」

といったお馴染みの疑問文です。

 

 

 

②    「疑問詞」を使った疑問文

 

「疑問詞」とは、「what」「who」「which」「when」「where」「how」「whose」「whom」です。

 

これらを使った疑問文で訊かれたら、「Yes/No」で答えるのではなく、「SV」を使って訊かれていることに関する情報を提示して答えます。

 

疑問詞については次の記事で解説します。

 

 

③選択疑問文

「Aですか?それともBですか?」と訊く疑問文です。

 

複数の選択肢を提示して、「どれですか?」と訊いています。

 

疑問詞を使うなら「which」です

 

「which」を使わなくても、「Do  you  A  or  B ?」ということもできます。

 

 

④付加疑問文

「~ですよね?」といった、相手に確認をとるような疑問文です。

 

まずは「肯定文/否定文」で述べて、文末に「付加疑問」をつけます。

 

「肯定文」のときには、文末に「否定」の付加疑問をつけて

 

「否定文」のときには、文末に「肯定」の付加疑問をつけます。

 

 

▢ 疑問文の答え方

①「Yes/No」の疑問文

基本形は

「Yes, 主語 + be動詞/助動詞.」

「No, 主語 + be動詞/助動詞+not.」

・「Yes,  he  does.」

・「No,  it  isn't.」などですね。

 

 

②疑問詞を使った疑問文

「何を?」「いつ?」「どこで?」といった、訊かれている内容に関して答えます

 

・「Who  did  it ?」

 「がやったの?」

 

 「Ken  did.」

 「ケンがやりました。」

 

・「Where  did  you  go ?」

 「どこに行ったの?」

 

 「I  went  to  Tokyo.」

 「東京に行きました。」

 

・「What  are  you  doing」

 「をしてるの?」

 「I'm  studying  English.」

 「英語勉強してんの。」

 

 

③選択疑問文

「Aですか?それともBですか?」「どっちですか?」と訊いてるから、「Aです」「Bです」とだけ答えればいいです。

 

・「Which  do  you  like  dogs  or  cats ?」

 「犬と猫どっちがお好み?」

 

 「I  like  dogs.」

 「犬です。」

 

 

④付加疑問文

付加疑問文の答え方は、「Yes/No」をつかって、「肯定文/否定文」に従って答えればいいだけです。

 

付加疑問は、肯定文/否定文と逆になりますのでそこが紛らわしいところなんです。

 

・「It's  very  freezing  today,  isn't  it ?」

 「今日とっても寒いですね?」

 

 「Yes,  it  is.」

 「そうですね。」

 

 「No,  it  isn't.」

 「いや、別に。」

 

 

▢ まとめ

 

みなさん、英語の疑問文の基本と、疑問文の種類、疑問文への答え方をみてきましたが、いかがでしたか?

 

疑問文の原理について、かなり詳しくは解説しておりませんが、少なくても学校の授業では習えないことを多少説明できたのではないかと思ってます。

 

もちろんいずれ更新を重ねて、より有意義な記事作成に努めます。

 

 

では今回の記事のポイントです。

 

「倒置」には、話者の「気持ちの動き」が表れている

 

②疑問文には、「訊きたい」という「気持ちの動き」がある。だから疑問文は、倒置のかたちをとる。

 

③be動詞を使った平叙文を疑問文にするとき、「be動詞」を「主語の前」に倒置。

 

④一般動詞を使った平叙文を疑問文にするとき、助動詞「do/does」「主語の前」に倒置。

(一般動詞を使った平叙文は、主語と動詞の間に助動詞の「do/does」が隠れてる)

 

⑤助動詞を使った平叙文を疑問文にするとき、「助動詞」「主語の前」に倒置。

 

⑥疑問文の種類は大きく分けて4種類。

・「Yes/No」で答える疑問文

・疑問詞(What/who/whenなど)の疑問文

・「Aですか?それともBですか?」という選択疑問文

・相槌を求めるような「~ですよね?」という付加疑問文。

ちなみに日常会話では、平叙文形式でも語尾を上げることで、疑問文になります

 

 

疑問文の答えを考えるとき、何を訊いてるのか把握するのが大事です。

 

「疑問文」の説明は以上です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

それではまた(^^♪

                         ☆To  the  Finest  Hour☆

最上表現

こんにちは、孤独なライターです(^^♪

 

今回の記事は英語の「最上表現」について。

 

つまり、「3つ以上の間で、ある物事が一番........だ」という表現を学んでいきます。

 

それが2者間ならば、前回やった「比較表現」です。

 

「2つのなかで一番........だ」という文の意味は分かりますが、日本語でも明らかに違和感がありますよね。

 

とにかく比較表現は「2者間」、最上表現は「3者以上の間」で比べるものだと思っておいてください。

 

 

では今回の記事の流れをご説明いたします。

 

最初に、最上表現とはどんな表現なのかをみていき、次に最上表現の文法の基本について解説していきます。

 

そして「原級」を「最上級」に変化させたときの、3種類あるパターンについてみていき、最後に最上表現の例文を示していき、実際の使い方をみていきます。

 

今回の記事に書く最上表現の内容は中学レベルですが、記事の更新を重ねて徐々に高校レベルへと上げていきます。

 

高校英語でも、日常会話で使える表現が多いのでネ。

 

では、最上表現をみていきます。

 

 

☐    最上級とは?

 

2者間をある観点から比べる比較の文を述べる時は、「原級」の形容詞・副詞を比較級の形にかえることは、前回の記事でみてきました。

 

次に、3者以上の間で「何が最も(一番).......だ」という「最上級」をつかった表現をみていきます。

 

「最も.........だ」の「.......」にくるものが、形容詞・副詞です。

 

そして原級の形容詞・副詞を「最上級」の形に変えなければいけません。

 

比較級と同様に、最上級も規則変化と不規則変化があります。

 

しかし比較級と違うのは、最上級表現では形容詞・副詞の直前に「the」を置きます

 

理由は簡単、「一番......だ」と名詞が「特定」されるからですね。

 

(比較表現でも「the」がくることがありますし、最上表現でもtheがつかないときはありますが、例外は置いといて、、)

 

 

☐    最上級の基本

①    3つ以上で、誰・何が「どんな観点で」「どの範囲で」一番なのか

・「どんな観点」にくるのが、形容詞・副詞。それを最上級にかえる。

 

・「どの範囲で」にくるのが、例えば「クラスの中で(in  the  class)」とか「4人の中で(of  the  four)」とか「全ての中で(of  all)」といった内容。

 

・比較表現のように、接続詞「than」はつかない

 

 

②規則変化

「比較級」と同様に2タイプある。

 

 

(1)形容詞・副詞が1音節、または2音節でも特定の語には
原級の語尾に「ーest」をつける。

 

・「young」→「youngest

 

・「spicy」→「spiciest

 

・「happy」→「happiest

 

比較級と同じく、「子音+y」で終わる語は「y」を「i」に変えて「est」をつけます。

 

 

(2)2音節以上の語の大部分、3音節以上、そして語尾が「ーly」の副詞
これらの形容詞・副詞のときは、その後の前に「most」をつける。

・「popular」→「the  most  popular」

 

・「expensive」→「the  most  expensive 」

 

・「important」→「the  most  important」

 

 

③    不規則変化の代表例

    不規則変化する形容詞・副詞は多くありません。

 

・「good」    →    「best」

・「bad」      →    「worst」

・「late」      →    「latest」

・「well」      →    「best」

・「many」   →    most

 

 

☐    最上級表現の例文

①規則変化

☐「ーest」形

・「He  is  the  tallest  in  our  class.」

    「彼は我々のクラスの中で一番背が高い。」

 

・「The  highest  mountain  in  Japan  is  Mt, Fuji.」

    「日本で一番高い山は、富士山です。」

 

 

☐「most」形

・「Who  is  the  most  popular  singer  in  Japan ?」

    「日本で一番人気のある歌手は誰?」

 

・「The  most  beautiful  woman  in  the  world  is  my  girlfriend  for  me.」

    「俺にとって世界で一番美しい女性は、俺の彼女だ。」

 

 

②不規則変化

「good」「bad」の最上級、「best」「worst」を使います。

 

・「I  like  this  song  (the)  best  of  all.」

           V           O                     M

 「この曲が一番好きだ。」

 

・「This  is  the  best  book  I've  ever  read.」

                                 C                  M  ←「book」にかかる形容詞

 「これは今まで読んだ中で一番いい本だよ。」

 

・「I  got  the  worst  score  of  all  English  test.」

                                O                     M  ←  「score」にかかる形容詞

 「英語のテストで、最悪の点数とっちまったよ。」

 

(「句」と「節」の違いは大丈夫ですか?別な記事で説明済みです。)

 

 

 ▢ まとめ

 

今回の内容は、いかがでしたか?

 

本記事でやった、最上表現は基本的なことです。

 

そこから発展させた最上表現はまずまずの量があります。

 

それらは高校英語の範囲になるのですが、中学レベルの最上表現を知らなければ理解できませんので、しっかり学習しましょう。

 

 

では、今回のポイントに移ります。

 

①最上表現とは、「3者以上の間」「あるモノが一番.......だ」という表現。

 

②最上表現するときは、3つ以上の中であるものが、「どんな観点」で最もなのかを明確にする。

 

③「どんな観点」にくるのが、「形容詞・副詞」。そして最上表現では、それらのもとの形(=原級)を最上級にかえる。

 

④最上級の形は、大きく分けて比較級と同じく3パターン。規則変化の「-est」形most」形「不規則変化」形

 

⑤最上表現では、最上級の前に「the」がつく。数ある中から「1番なもの」と、名詞が「特定」されるから、自ずと「the」がつく。

 

 

以上が最上表現の基本的な内容ですが、最上表現を使ったイディオム的決まり構文はわりとあり、かつ実生活でも使えるものばかりです。

 

記事更新でそのバリエーションを増やしていきます。

 

「最上級表現」についての解説は以上です。

 

まだまだ説明が必要なので、また更新します。

 

それではまた(^^♪

                         ☆To  the  Finest  Hour☆

比較表現

こんにちは、孤独なライターです(^^♪

 

今回の記事は「比較表現」について!

 

基本的にあるものを比較するときは、2つあるいは3つ以上をある観点から比べるわけですが、英語の「比較表現」というと「2つ」をある観点から比べる傾向があるような気がします。

 

比較表現で登場するのが、「比較級」という用語。

 

形容詞/副詞の語尾に、「-er」がついたり「more」をつけたりするやつです。

 

「知ってるよ」という方も多いのではと思います。

 

ということで、本記事では「AはBよりも......だ」という比較の文を学んでいきます

 

 

では今回の記事の流れについて。

 

まず最初に、「比較級」についての説明から入ります。

 

比較表現にするときは、形容詞/副詞を比較級に変えなければないのですが、どのように変えるのかについてみていきます。

 

次にやっていくのは、比較の文の作り方についてです。

 

実際に比較級を使って、基本的な比較の文の構成についてみていきます。

 

さらに比較級は大きく分けて3種類あり、それについて軽くですが触れていきます。

 

最後に比較表現の例文を挙げて、確信していく流れにしたいと思います。

 

ではいきましょう。

 

☐    比較級とは?

 

何かと何かを比べる場合、「AのほうがBより~だ」という言い方をしますね。

 

英語では、この「~だ」にくるのが「形容詞・副詞」です。

 

例えば

 

(ア)「AはBより大きい。」

 

(イ)「AはBより速く走る。」

 

「大きい」「形容詞」で、「速く」「副詞」ですね。

 

 

私たちがよく見る英語の形容詞・副詞の基本の形は、「原級」と呼ばれます。

 

そして2つを比べる比較の文では、形容詞・副詞を「比較級」の形に変化させなければいけません。

 

比較級にすると、規則変化するものもあれば、不規則に変化する形容詞・副詞があります。

 

 

☐    比較級の基本

①「何と何」を「どの観点で」比較するのか

 比べるのは、文法上・意味上の同類のものです。

 

「A君とB君」を比べたり「虎とライオン」を比べたり。

 

「A君と砂」を比べてもしょうがないですよね。

 

どうやって比べるのよって。

 

また「なんの観点」で比べるのかもはっきり認識しましょう。

 

先ほどの「比較級とは?」にあげた例文だと

 

(ア)は「大きさ」という観点で

 

(イ)は「速さ」という観点で2つを比較しております。

 

 

②2つの文を合体させる

先ほどの(ア)と(イ)の例文を合体させます。

 

(ア)について

 

「Aは大きい」    →    「A  is  tall」

 

「Bは大きい」    →    「B  is  tall」

 

2つつなげて、「AはBより大きい」と1文にすると

 

「A  is  taller  than  B  (is  tall).」

 

「taller」といのが形容詞「tall」の比較級です。

 

2つの文を1つの文にする時に、そのつなぎ役となる接続詞が「than」です。

 

 

(イ)について

 

「Aは速く走る」    →    「A  runs  fast」

 

「Bは速く走る」    →    「B  runs  fast」

 

2つつなげて、「AはBより速く走る」という文をつくると

 

「A  runs  faster  than  B  (runs  fast).」

 

「faster」は「fast」という副詞の比較級です。

 

「than」は左右の「SV」をつなぐ接続詞です。

 

 

③    比較級の規則変化と不規則変化

(1) 規則変化   

規則変化にも2種類あります。

☐    形容詞・副詞が、1音節または「2音節でも特定の語」には、原級の語尾に「ーer」をつける。

 1音節(母音の数が1つ)でいえば、

 

「old」→「older

 

「happy」→「happier

 

「easy」→「easier

 

語尾が「子音+y」で終わる語は、「y」を「i」に変えて「er」をつけます。

 
 
▢ 2音節の語の大部分と3音節以上の語

 

2音節の語の大部分3音節以上形容詞/副詞、そして語尾が「ーly」で終わる副詞であれば、その形容詞/副詞の直前に「more」をつけます。

 

 

(2)不規則変化

不規則変化の代表例を羅列します。

 

・「good」   → 「better」

・「bad」   → 「worse」

・「late」      → 「later」

・「well」   → 「better」

・「many」   → 「more」

 

 

▢ 比較級の例文

①規則変化

(1)「ーer」型

 

・「I'm  older  than  you.」

                 C           M

 「君より年上だよ。」

 

・「I  got  up  earlier  today  than  yesterday.」

               V          M                            M

 「おれ今日は昨日より早く起きたよ。」

 

 

(2)「more」型

・「This  book  is  more  popular  than  that  one.」

                                        C                       M

 「この本は、あの本より人気だよ。」

 

・「My  wife  is  much  more  beautiful  than  his  wife.」

                                            C                             M

 「おれの上さん、彼の奥さんよりはるかに綺麗だよ。」

 

 

②不規則変化

「good」と「bad」っていう、簡単な形容詞を使った例文でまずは紹介いたします。

 

・「Your  car  is  better  than  mine.」

                               C            M

 「君の車、僕のより良いね。」

 

・「He  is  better  at  English  than  I (もしくはme).」

                      C              M                      M

 「彼は僕より英語が得意だ。」

 

・「The  score  I  got  today  is  worse  than  that  of  yesterday.」

                           S                  V      C                     M

 「今日獲ったスコア、昨日のスコアより悪かったよ。」

 

 

▢ まとめ

 

英語の比較表現をみてきましたが、いかがでしたか?

 

今回の比較表現の内容は、比較表現のなかでも基本中の基本なので、ぜひ理解してください。

 

グレードを上げた内容は、後日記事を更新して増やしていきます。

 

私の「文法」に関する基本方針は、最初から細かいことをきっちりやるのではなく、大きなポイントから始めて、徐々に詳しくやっていくということです。

 

 

では今回のポイントをまとめます。

 

①比較表現では、「何と何」「なんの観点」で比較するのかを明確にする。

 

「何」と「何」は、意味上・文法上同類のもの。同類のもの同士が比べられる。

 

「なんの観点」にあたるのが、形容詞/副詞

 

④そして形容詞/副詞のもとの形(=原級)を、比較級にかえる

 

⑤比較級は大きく分けて、3パターン。「規則変化のーer」形、「more」形、「不規則変化形」

 

⑥比較表現で、比べるもの同士をつなぎ合わせる接続詞は「than」

 

 

比較級の不規則変化は、動詞の過去形の不規則変化より格段に少ないので、すぐに覚えられます。

 

次回は、比較表現と文法的に似た点が多い「最上表現」について解説します。

 

比較表現の基本を知ってるほうが、最上表現ののみこみがスムーズにいきます。

 

比較表現の解説は以上です!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

それではまた(^^♪

                         ☆To  the  Finest  hour☆

 

 

否定文

こんにちは、孤独なライターです(^^♪

 

今回は、英語の「否定表現」についてです。

 

否定文でよく登場するのが、「not」「never」「no」ですが、実は否定語は他にもあります。

 

本記事で他の否定語も含め、使い方を紹介していこうと思いますが、その前に日本語と英語のそもそもの否定の仕方の違いからみていくことにします。

 

いろいろな否定語を覚えるより、まずは2つの根本的違いを知ることが優先ですからね。

 

 

今回の記事の流れについて。

 

はじめに日本語と英語の否定の仕方の違いから解説して、次に否定語は否定語でも、完全否定の「否定語」と、完全否定ではないけれどもそれに近い「準否定語」というものをみていきます。

 

さらには少し紛らわしいのですが、一部だけを否定する「部分否定」、最後は否定語を2つ使って、肯定的な意味を強調する「二重否定」について説明していきます。

 

英語の否定表現のキーポイントは、やはり「英語は語順が全て」ということです。

 

ではいきます。

 

☐    日本語と英語の否定の仕方の違い

 

日本語の場合、何かを否定するときには基本的に「~ない」をつけます。

 

例えば「僕はやっていない」「走っていない

 

確かに「違う」という言葉のように否定の意味を含んだ単語もありますが、たいていは「~ない」を語の末尾につけます。

 

しかし英語の否定の仕方は日本語と違って、多様なのです。

 

というのは英語では、否定語をどこに置くかで、なにを否定するのかが変わってくるのです。

 

もう一度皆さんに思い出してもらいたいのが、「英語は語順が全て」だという超基本的ルール。

 

例えば

 

①「I  did  not  promise  to  finish  it.」

    「私はそれを終わらせることを約束しなかった。」

 

②「I  promised  not  to  finish  it.」

     「私はそれを終わらせないことを約束した。」

 

    このように「not」をどこに置くかで全く意味が違ってくるのです。

 

あと日本語にはない英語特有の否定表現は、主語や目的語に「no」といった否定語を置いて、肯定文(否定文でもない疑問文でもない、普通の文)の形式で、否定の意味を表すことができるということです。

 

例えば

 

③「I  have  no  idea.」

    「わかりません。」

 

④「No  one  could  do  it.」

    「誰もそれはできないでしょ。」

 

英語の否定文ではよく「not」が使われます。

 

そして「not」は後続の内容を否定します。

 

先ほどの①と②を見ていただければそれがわかるかと。

 

 

これから数々ある英語の「否定語」をみていきます。

 

 

☐    「否定語」の種類

 

次の項目で扱う「準否定語」と比べて、「否定だ」とわかりやすいのが「否定語」です。

 

 

①「not」

・「I  do  not  know  the  truth.」

    「その真実はわかりません。」

 

「know以後」を否定してます。

 

・「I  told  him  not  to  do  it.」

    「彼にそれをしないようにと言った。」

 

「to以後」を否定してます。

 

 

②「never」

・「I  will  never  forget  the  times  we  spent  together.」

    「俺たちが一緒にいた日々を俺は決して忘れないよ。」

 

「never以後」を否定。

 

・「I  asked  him  never  to  go  out.」

    「彼に決して外出しないよう頼んだ。」

 

「never」は「not」より強い否定語です。

 

 

③「no」

・「I  have  no  money  for  the  time  being.」

 「当分の間、お金がありませんので。」

 

「no」は「money」にかかる形容詞です。

 

・「No  one  would  do  such  a  bad  behavior.」

 「誰もそんな行儀悪い行いはしないよ。」

 

「no」は、形容詞として名詞を否定してます。

 

 

▢ 準否定語

 

「否定語」と比べて、ぱっと見否定しているように見えないけど、否定ニュアンスとなるのが「準否定語」です。

 

「完全否定」ではなく「ほとんど~ない」といった感じです。

 

 

①「few/little」

「few/little」は、数量に関する「準否定語」です。

 

「few」と「little」は形容詞」として名詞にかかることもあれば、それ自体で「名詞」になることもあります。

 

いずれにしろ「ほとんど~ない」という意味になります。

 

かかる名詞が「可算名詞」であれば「few」を、かかる名詞が「不可算名詞」であれば「little」を使います。

 

「それ自体で名詞」でつかう場合は、名詞が「可算」扱いがふさわしい場合「few」

 

名詞が「不可算」扱いがふさわしい場合「little」を使います。

 

例文でみていきます、、

 

・「There  were  few  people  in  the  park.」

        V            S

 「公園にはほとんど人がいなかった。」

「people」「可算名詞」なので「few」を使います。

 

因みに、「there構文(~がある/いる)」は「SV」の倒置がおこります。

 

・「He  has  little  knowledge.」

                                O

 「彼はほとんど知識がありません。」

 

「knowledge」「不可算名詞」なので「litlle」を使います。

 

 因みに大事なことなんですが、、

 

「few/little」に冠詞の「a」がつくと、「少しの~」という意味になり、否定のニュアンスはなくなります

 

例えば

 

・「There  were  a  few  people  in  the  park.」

 「公園には数人いましたよ。」

 

・「He  has  a  little  knowledge  about  it.」

 「彼はそれについて少し知識がある。」

 

 といった感じです。

 

 

②「hardly/scarcely」

この2つは「程度」に関する「準否定語」で、「ほとんど~しない」という意味です。

 

基本的に「動詞」を否定する「副詞」です。

 

・「I  could  hardly  finish  my  homework.」

                        M         V

 「ほとんど宿題を終わらせることができなかったよ。」

 

「scarcely」も同様の使い方です。

 

 

③「rarely/seldom」

この2つは、「頻度」に関する「準否定語」で、「めったに~しない」という意味になります。

 

これもまた「動詞」を打ち消す「副詞」です。

 

・「I  rarely  meet  her.」

              M        V

 「めったに彼女に会わないよ。」

 

「seldom」も同様の使い方をします。

 

 

▢ 部分否定

 

「何も~ない」のように完全に否定しているわけではなく、一部を否定する表現を「部分否定」といいます。

 

・「Not  all  staffs  came  to  work  that  day.」

                   S              V                  M

 「全てのスタッフが、その日出勤したわけではない。」

 

「not」「all(全て)」を否定することで、「全てが~というわけではない」一部を否定するにとどまってます。

 

・「He  does  not  always  do  the  same  thing.」

                                 M          V              O

 「彼はいつも同じことをしているわけではないよ。」

 

「not」「always」を否定することで、「いつも~しているというわけではない」一部を否定するにとどまってます。

 

 

▢ 二重否定

 

「2つの否定ニュアンスをもつ語句」を使って、肯定ニュアンスを出すのが「二重否定」表現です。

 

「じゃぁフツーに肯定文でいいじゃん」というツッコミがありそうですが、これは肯定文の内容を強調するためです。

 

日本語でも強調したいとき使いますよね。

 

・「I  never  forget  him  without  coming  to  this  spot.」

              M        V        O                          M

 「ここに来れば、必ず彼を思い出す。」

 

「without」は、「~なしに」という否定を表す「前置詞」です。

 

・「It's  not  unusual.」

 「よくあることさ!!」

 

「unusual(普通でない)」「not」=「普通だ!!」と強調しています。

 

 

▢ まとめ

 英語の否定表現をみてきましたが、いかがでしたか?

 

「準否定語」「部分否定」「二重否定」は、高校英語の範囲なので、中学英語を学習している方は、無理に覚えていただかなくて大丈夫です。

 

でも高校英語でも、日常会話ではバリバリ使うので、英語を学習している方にとっては知っといて損はありません。

 

高校英語は堅くて実践的じゃないと考えている人がいますが、私はそうは思いません。

 

洋画を観てて、高校で習う内容もフツーに出てきます。

 

 

では今回の記事のポイントをまとめます。

 

①英語は否定語をどこに置くかで、何を否定するのか決まる。基本的に、否定語の後続の内容を否定する。

 

②英語の否定表現の中で、主語や目的語の前に「no」といった否定語を置いて肯定文形式で否定の意味を表すタイプもある。

 

③否定語でも、「否定語」と「準否定語」がある。準否定語は完全に否定しているわけではなく、「ほとんど~ない」というイメージ。

 

「部分否定」の表現は、全体を否定するのではなく一部だけを否定する。「いつも~というわけではない」「みんなが~というわけではない」というイメージ。

 

⑤「二重否定」とは、否定的ニュアンスをもつ2つの単語を使って、「肯定的ニュアンス」を表現するもの。文意を強調したいときに使う。

 

 

否定表現に関しての説明は以上です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

それではまた(^^♪

                         ☆To  the  Finest  Hour☆

句と節

こんにちは、孤独なライターです(^^♪

 

今回の記事は「句」と「節」について!

 

前の接続詞の記事をはじめ、これまでの記事でたびたび句や節という言葉を使ってきましたが、具体的に説明したことはありませんでした。

 

ではなぜ「句と節」を学習するのかというと、英語ができるようになるというのが直接の理由ではなく、英語ができるようになるための「英文法の学習をスムーズにする」というのが直接的理由です。

 

英文法の記事を書いてて思うのですが、どうしても「句」と「節」という文法用語を使わざるを得ません。

 

文法用語は嫌われるイメージありますが、ただ頭のなかで英文法を整理するためには必要です。

 

整理するためのグループ化をスムーズにしてくれるのは、専門用語です。

 

文法を教えるにあたり、文法用語はとても便利だと思いますよ。

 

でも文法用語使って説明しても、教えられる側が用語を理解していなかったら意味はありません。

 

そこで「句と節」は、文法解説するにあたりとても便利な用語ですので、皆さんにもぜひ覚えていただきたいと思います。

 

 

今回の記事では、始めに「句」を、次に「節」を解説します。

 

どちらもまずは「句・節とはなんぞや?」という疑問から解説していきます。

 

そして句も節も、「名詞句・節」「形容詞句・節」「副詞句・節」がありますので、それぞれ例文を挙げて説明いたします。

 

句と節の定義は難しくないので大丈夫です。

 

ではいきます。

 

 

☐    「句」とはなにか?

 

「句」とは、2語以上の単語が1つのまとまりとなって、1つの「品詞」として機能するものです。

 

かつそのまとまりの中で、「主語と動詞をもたないもの」です。

 

だから、「句」のなかには「SVがないのです」

(ここが節と決定的に違う点)

 

それで「句」は何の品詞になるかというと、「名詞」「形容詞」「副詞」です。

 

「名詞句」とは?

「2語以上のまとまりで、かつSVをもたないもの、そして名詞の働きをするもの」

 

「形容詞句」とは?

「2語以上のまとまりで、かつSVをもたないもの、そして形容詞の働きをするもの」

 

「副詞句」とは?

「2語以上のまとまりで、かつSVをもたないもの、そして副詞の働きをするもの」

 

はい!これらは文法を学習するうえで、超重要事項です!

 

 

☐    名詞句

 

「名詞句」は「名詞」と同じ働きをします。

 

つまり「主語」「補語」「動詞の目的語」「前置詞の目的語」の位置にきます。

 

 

①主語として

Studying  hard  is  very  good.」

    S              V              C

「一生懸命勉強するのはよいことだ。」

 

「studying  hard」が名詞句となり、主語として働いてます。

 

 

②補語として

The  purpose  of  our  life  is  to  seek  happiness.」

       S                   V                  C

「人生の目的は幸せを求めることである。」

 

「to  seek  happiness」が名詞句となり、補語として機能しております。

 

 

③動詞の目的語として

「I  want  to  be  a  teacher.」

    V                 O

「おれ先生になりたい。」

 

「to  be  a  teacher」が名詞句であり「want」の目的語となっております。

 

 

④前置詞の目的語として

 

I'm  so  worried  about  failing  in  the  examination.」

   S V            C           前     前の目的語

「試験落ちることが心配です。」

 

「failing  in  the  examination」が名詞句で前置詞「in」の目的語になります。

 

 

「句」で名詞句をつくるものは動名詞」「不定詞」があります。

(これについての詳細は後日の記事で説明します。)

 

 

☐    形容詞句

 

「形容詞句」は、「形容詞」と同じ働きをします。

 

つまり、名詞を修飾することもあれば、「補語」になったりもします。

 

 

①名詞を修飾

 

形容詞句は、修飾する名詞の「直後」に置かれます。

 

 

(1)前置詞を使った形容詞句

The  cup  on  the  desk  is  nice.」

   S           形容詞句     V     C

「机の上にあるコップ、すてきだね。」

 

「on  the  desk」が形容詞句として、「the  cup」を修飾してます。

 

 

(2)不定詞を使った形容詞句

Give  me  something  to  drink.」

      V     O(1)      O(2)      形容詞句

「何か飲むものをおくれ。」

 

「to drink」が形容詞句として、「something」を修飾してます。

 

 

(3)現在分詞を使った形容詞句

The  man  coming  here  is  my  brother.」

         S              形容詞句     V          C

「ここに向かっている人は僕の兄です。」

 

「coming  here」が形容詞句として、「the  man」を修飾してます。

 

 

(4)過去分詞を使った形容詞句

「This  is  the  chair  made  of  wood.」

                      C                形容詞句

「これは木でできた椅子です。」

 

「made  of  wood」が形容詞句として、「the  chair」を修飾しています。

 

 

②補語として働く

形容詞句が、叙述用法として使われるパターンです。

 

形容詞句が、補語の位置にきます。

 

次の(1)(2)は、第2文型「SVC」のパターン、(3)は第5文型「SVOC」のパターンです。

 

 

(1)現在進行形

・「He  is  walking  along  the  street.」

              V           C

 「彼は道沿いを歩いている。」

 

「walking  along  the  street」が「be動詞」の補語として働いています。

 

(2)受け身表現

・「He  was  surprised  at  the  news.」

                V              C

 「彼はそのニュースに驚いた。」

 

「surprised  at  the  news」が「be動詞」の補語として働いてます。

 

 

(3)第5文型 

・「I  made  myself  understood  in  English.」

                      O                        C

 「私は英語で自分の考えをわからせた。」

 

「understood  in  English」が目的語の補語として働いている。

 

 

▢ 副詞句

 

副詞と同じ役割なので、副詞句は「形容詞」「副詞」「動詞」「文全体・一部」を修飾します。

 

 

①前置詞を使った副詞句

・「I  went  to  Tokyo.」

             V        副詞句

 「東京へ行きました。」

 

「to  Tokyo」が動詞「went」を修飾してますね。

 

 

不定詞を使った副詞句

・「I  went  to  the  shop  to  buy  a  cup.」

             V       M 副詞句          M 副詞句

 「コップを買うためにその店に行きました。」

 

「to  the  shop」が動詞「went」を修飾してます。

「to  buy  a  cup」動詞「went」を修飾してます。

 

 

③分詞構文を使った副詞句

・「Judged  from  my  point  of  view,  it's  not  so  good  idea.」

                         M  副詞句

 「私の観点からすると、それはあまりいいアイディアではない。」

 

「Judged  from  my  point  of  view」が右の文全体を修飾してます。

 

 

 

           次は「節」についてみていきます。

 

 

 

▢ 「節」とはなにか?

 

節とは、「2語以上の単語が1つのまとまり」となって、品詞として機能するものです。

 

そのまとまりの中で「主語と動詞をもつ」ものです。

 

つまり節とは「SV」を含んだ語のまとまりなんです。

(ここが句と決定的にちがう点)

 

品詞として機能するというっことで、節は「名詞」節「形容詞」節「副詞」節になります

 

「名詞節」とは?

「2語以上のまとまりで、かつSVをもつもの、そして名詞の働きをするもの」

 

「形容詞節」とは?

「2語以上のまとまりで、かつSVをもつもの、そして形容詞の働きをするもの」

 

「副詞節」とは?

「2語以上のまとまりで、かつSVをもつもの、そして副詞の働きをするもの」

 

句と節で違うのは、「SVがあるかないか」です。

 

 

▢ 名詞節

 

名詞節は、名詞と同じ働きをします。

 

つまり名詞節ならば「主語」「補語」「動詞の目的語」「前置詞の目的語」の位置に配置されます。

 

 

①主語として

・「That  you  are  lying  is  obvious.

          名詞節(主語)        V       C

 「君がウソをついているのは明らかだよ。」

 

「That  you  are  lying」が名詞節として、主語にきています。

 

 

② 補語として

・「The  truth  is  that  it's  beyond  my  power.」

              S         V              名詞節(C)

「ホントのところ、それは僕の力の範囲を超えているということだ。」

 

「that  it's  beyond  my  power」が名詞節になって、補語として働いてます。

 

 

③動詞の目的語として

・「I  believe  what  you  said.」

               V       名詞節(O)

 「君の言ったこと信じてるよ。」

 

「what  you  said」が名詞節として、「believe」の目的語になってます。

 

 

④前置詞の目的語として

・「I  am  interested  in  what  you  said.」

            V           C        前 名詞節(前のO)

 「君の言ったこと、興味あるよ。」

 

「what  you  said」が名詞節として、「in」の目的語になってます。

 

 

▢ 形容詞節

 

形容詞と同じく、形容詞節は名詞を修飾します。

 

通常は、修飾する名詞の直後に書きます。 

 

「形容詞節」は、「関係詞」というものを使って、後ろから名詞を修飾します。

 

 

①関係代名詞

・「This  is  the  bag  which  I  bought  yesterday.」

          S    V       C                      形容詞節

 「これは昨日買ったバックです。」

 

関係代名詞「which」を使った「which」節が形容詞節として、名詞「the  bag」を後ろから修飾してます。

 

(ここでは「関係代名詞」について理解する必要はありません。「関係詞」の記事で覚えていきましょう。)

 

 

②関係副詞

・「I'll  never  forget  the  day  when  we  fought  with  each  other.」

                            V           O                         形容詞節

 「君とケンカした日のことは忘れないからね。」

 

関係副詞「when」を使った「when」節が形容詞節として、名詞「the  day」を修飾してます。

 

(ここで「関係副詞」について覚える必要はありません。後日の記事で)

 

 

▢ 副詞節

 

副詞節は、副詞と同じ働きをします。

 

つまり、「形容詞」「副詞」「動詞」「文全体・一部」を修飾します。

 

と、いいたいところですが、、

 

副詞「節」となると、形容詞・副詞・動詞を修飾するというよりも、文全体」を修飾します。

 

また使われる接続詞は「従位接続詞」です。

 

・「When  I  was  a  childI  would  often  catch  a  fish.」

   副詞節(従位節)      主節

 「子供のころ、よく風邪をひいたよ。」

 

「when  I  was  a  child」が副詞節(従位節)として、「主節」を修飾しています。

 

従位接続詞で副詞節が導かれることが圧倒的ですが、「複合関係詞」というものを使って副詞節がくることもあります。

 

・「Whatever  you  say I  won't  listen  to  you.」

    副詞句(従位節)   主節

 「君がなんと言おうと、君の言うことには耳を傾けないよ。」

 

複合関係詞「whatever」節が副詞節として、主節を文修飾しています。

 

ちなみに「複合関係詞」は高校英語です。

 

用語まで覚える必要はありません。

 

 

▢ まとめ

 

「句と節」いかがでしたか?

 

今回の記事の最初に申しあげましたが、英文法を学習するうえで、句と節の意味を知っておくことはとっても重要なことなのです。

 

文法というのは、いろいろある文法事項を頭の中で整理できることが重要です。

 

スムーズに理解できるために、文法用語というものがあります。

 

でも注意していただきたいのが、用語の意味を理解してそれが実際にどう使われているかを、例文などで考察することです。

 

理論と実践のどちらも大切だということですね。

 

 

では今回のポイントのおさらいです。

 

「句」とは、「2語以上の語句が1つのまとまり」となって、1つの品詞として機能し、そのまとまりの中で「SVをもたない」もの。

 

「節」とは、「2語以上の語句が1つのまとまり」となって、1つの品詞として機能し、そのまとまりの中で「SVをもつ」もの。

 

は、「名詞句」「形容詞句」「副詞句」がある。

 

も、「名詞節」「形容詞節」「副詞節」がある。

 

⑤名詞句・節は、「主語」「補語」「動詞の目的語」「前置詞の目的語」の位置にくる。つまり、「名詞」と同じ。

 

⑥形容詞は、ただの形容詞と同じく、名詞を修飾するし補語にもなる。

 

⑦形容詞は、名詞を修飾するのみ。というのは形容詞節は、関係代名詞・関係副詞を使って名詞を修飾する場合しか使わない。

 

⑧形容詞が「句・節」の場合は、後ろから名詞を修飾

 

⑨副詞句は、「副詞」「動詞」「文全体」を修飾。

 

⑩副詞節は、「文全体」を修飾。

 

 

句と節の記事は以上でございます。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

それではまた(^^♪

                         ☆To  the  Finest  Hour☆

 

 

 

 

 

「句」と「節」の記事は以上です。

                         To  the  finest  hour☆

 

 

接続詞

こんにちは、孤独なライターです(^^♪

 

今回の記事は、英語の品詞の1つ「接続詞」についてです。

 

接続詞は前置詞と同じように、無限にあるわけではないのですが、前置詞よりは種類が多いのではないかと思います。

 

でも中学英語や日常会話で使うレベルだと、種類は多くないのでご安心ください。

 

アカデミックな英文に出てくるような接続詞を、英会話で使うとなると、ちょっと固い会話になってしまいます。

 

ですので私の見解ですと、英会話に生かしたいのであれば、中学英語で出てくる接続詞だけでよろしいのかと思います。

 

いずれ今回の記事では、接続詞のルール・使い方は覚えてくださいね。

 

 

では今回の記事の流れは、まずは接続詞の役割をみていきます。

 

そして接続詞は大きく分けて2種類あるのですが、その2つの役割を解説します。

 

じゃぁ、接続詞はどういうふうに使うのかということを、例文をどんどん上げてみていきます。

 

ではいきます。

 

 

☐    接続詞の役割

 

英文を構成するメインの要素は、「S  +  V 」ですが、1文の中には「S  +  V」の組み合わせが1コのときもあれば、複数個になるときもあります。

 

複数個あると接続詞が登場します。

 

接続詞とは「S  +  V」同士をつなぎ合わせる役割があるのです。

 

つまり「節」と「節」をつなぎます

 

そして一番強調したいことは、接続詞は文の流れをつくります

 

英文中の前後の「節・句・単語」同士の関係性を表します。

 

「反対の内容なのか、同類の内容なのか」といったことを接続詞は示してくれます。

 

 

では次の2文を接続詞を使ってつなぎます。

 

(1)「He  was  studying.」

           「彼は勉強していた。」

(2)「She  came  home.」

           「彼女は帰宅した。」

 

(1)と(2) を合わせて、「彼女が帰宅した時、彼は勉強していた。」という文をつくると、「He  was  studying  when  she  came  home.」となります。

 

ここでは、「when」が「接続詞」として働き

その左と右の「S  +  V」をつなぎ合わせています

 

つまり「SVのかたまり」-1=接続詞の数、という方式が成り立つわけです。

(これは覚える必要ありません。)

 

 

 

 

☐    接続詞は大きく分けて2種類

 

①等位接続詞

「等位接続詞」は、「SV」同士を対等な関係でつなぐ接続詞です。

イメージとしては、「SV  また  SV」「SV  そして  SV」といった感じです。

次に説明する従属接続詞と比べると理解しやすいと思います。

 

そしてさらに等位接続詞は、「節」と「節」だけでなく、「句」と「句」、「単語」と「単語」もつなぎ合わせることができます。

 

つまり等位接続詞は、文法的に同類のものをつなぐ、ということです。

 

例えば、「句」と「節」はつなげません。

 

「単語」と「節」なんかもっとつなげません。

 

「単語」と「単語」の例なら、「花子and三郎」や「a  pretty  and  slender  girl」

 

「句」と「句」の例なら、「get  on  a  train  or  into  a  car

 

もう一度いいます。

 

等位接続詞は、文法的に同類のものつなぎます。

 

 

②    従位接続詞

「等位接続詞」を使う場合は、複数の「SV」が同等程度の力点が置かれるのに対して、「従位接続詞」が使われる場合は、1つの「SV」に力点が置かれます。

 

この力点が置かれるほうの「SV」を「主節」といいます。

(節に関しては、後ほどの記事で説明します。)

 

要するに「主節」とは、1文中の複数ある「SV」の中で最も重要な「SV」であります。

 

例えば

「もし明日晴れたら、ピクニックに行こう」という文であれば、「もし明日晴れたら」=「従位節」「ピクニックに行こう」=「主節」になります。

 

英語にすると、「If  it  is  sunny  tomorrow,  let's  go  picnic.」

 

この場合「if」は従位接続詞で、意味上の力点はあくまで主節に置かれます。

 

 

▢ 等位接続詞の例

 

「and」  「また」

・「He  loves  her  and  she  loves  him.」

 「彼は彼女を愛し、彼女は彼を愛しています。」

 

「but」 → 「しかし」

・「You  can  do  it  but  I  can't  (do  it).」

 「君にはそれをできるが、俺にはできない。」

 

「or」 → 「または」

・「I  want  to  go  fishing  or  (I  want  to  go)  hiking.」

 「釣りにいくか、ハイキングしに行きたい。」

 

「nor」 → 「AでもなくBでもなく」 「nor」=「否定+or」

・「I  don't  want  to  go  fishing  nor  (do  I )  hiking.」

 「釣りにも行きたくないし、ハイキングにも行きたくない。」

 

「so」 → 「だから」

・「I  have  caught  a  cold  so  I  don't  want  to  work  today.」

 「風邪をひいてしまったから、今日は仕事したくないな。」

 

 

▢ 従位接続詞の例

 

① 名詞節となる「that」

・「I  think  that  your  plan  is  nice.」

  主節     従位節

 「君のプランいいと思うよ。」

 

この場合「that」が導く名詞節は、主節のV(think)の目的語になる。

 

・「The  truth  is  that  he  has  a  girlfriend.」

   主節       従位節

 「実はね、彼にはガールフレンドがいるの。」

 

この例文では「that」が導く名詞節は、主節の補語として働いている。

 

 

②副詞節をつくる

 〇 時を表す従位接続詞

(1)「when」(~の時)

 

・「He  was  studying  when  she  came  home.」

    主節        従位節

 「彼女が帰宅したとき、彼は勉強していた。」

 

(2)「after」(~の後)

 

・「Let's  go  smoking  after  we  have  lunch.」

     主節       従位節

 「ランチしたらタバコ吸いに行こう。」

 

(3)「before」(~の前)

・「You  should  wash  your  hands  before  you  have  a  meal.」

       主節            従位節

 「食事する前に、手を洗うべきです。」

 

 

〇 条件・仮定を表す従位接続詞

(1)「if」(もし~なら)

 

・「If  it  is  sunny  tomorrow,  let's  go  fishing.」

      従位節       主節

 「もし明日晴れたら、釣りに行こう。」

 

(2)「unless」(もし~じゃないなら)

 

 ・「I  will  go  fishing  tomorrow,  unless  it  is  rainny.」

        主節        従位節

 「もし雨にならなければ、明日釣りに行こう。」 

 

 

〇 理由・原因を表す

(1) 「because」(~だから)

 

・「I  didn't  go  to  school  today  because  I  caught  a  cold.」

       主節          従位節

 「風邪をひいたから、今日学校行かなかったよ。」

 

 

〇 目的・結果を表す

(1) 「so  that」(~のために)

 

・「I  did  my  best  so  that  I  could  get  a  high  score.」

    主節          従位節

 「良い成績をとるために、全力を尽くしたよ。」

 

(2) 「so  ~  that  ......」(とても~だから......だ)

 

・「I  am  so  hungry  that  I  cannot  work  any  more.」

    主節          従位節

 「とてもお腹が減っててもう仕事できないよ。」

 

 

▢ まとめ

 

 今回の記事では接続詞をみてきましたが、いかがでしたか?

 

今日紹介した接続詞は、基本中の基本ですので、覚えてくださいネ。

 

難しくありませんが、強いて言えば「nor」があまり馴染みないかもしれません。

 

「nor」だと、倒置が起こるからややこしいかも。

 

あと「so  that  ~」と「so.....that  ~」は紛らわしいですが、意味が違いますので区別できるようになりましょう。

 

「so......that  ~」「so  形容詞/副詞  that  ~」というように、「so」と「that」の間に「形容詞/副詞」が入ります。

 

 

それでは、今回の記事のまとめにはいります。

 

①接続詞の役割は、文中のある要素とある要素をつないで文の流れをつくるもの。

 

②接続詞は大きく分けて2種類。「等位接続詞」と「従位(従属)接続詞」

 

③等位接続詞とは、文法上同類のものを対等につなぐもの

「節(SV)」と「節(SV)」、「句」と「句」、「単語」と「単語」を対等につなぐつながれたものに、同等程度の力点が置かれる。

「and」「but」「or」「nor」など。

 

④従位接続詞とは、2つの節(SV)をつなぎあわせる

そのとき、力点は一方に置かれる最も力点が置かれた節を「主節」という。主節が一番中心になる節(SV)。

 

⑤従位接続詞には、名詞節をつくるもの、副詞節をつくるものがある。

 

 

接続詞の記事は、以上といたします。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

 

それではまた(^^♪

                         ☆To  the  Finest  hour ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前置詞(2)

こんにちは、孤独なライターです(^^♪

 

今回の記事は「前置詞」の第2弾ということで、前回の記事の続きになります!

 

前置詞の使い方のルールといった文法的側面は、前回の記事の最初でお話してますので、分からない方は前回の記事をお読みください。

 

前の記事で実際にピックアップしたのは、全て基本前置詞です。

 

今回も基本前置詞を解説していきますが、それ以外の前置詞も紹介させていただきます。

 

それ以外といっても、マイナーな前置詞ではなく日常的によく出てくるものばかりですので、基本イメージをしっかりつかみながら学習していきましょう。

 

 

今回解説する前置詞は、「from」「of」「in」「into」「out  of」「with」「against」「before」「after」「about」「around」「across」「along」「over」「beyond」「through」「above」「below」「under」「behind」「between」「among」「onto」です!

 

それでは、どんどんみていきましょう。

 

▢ 「from」

 

 基本イメージ → 「起点からの分離」

 

・「I  come  from  China.」

 「わたし、中国出身です。」

 

・「The  city  is  ten  kilometer  away  from  here.」

 「町はここから10キロ先です。」

 

 

☐    「of」

 

    基本的イメージ    →    「起点からの影響をもちながら分離」

 

・「Three  of  five  in  this  class」

    「このクラスの5人中3人」

 

・「The  table  is  made  of  wood.」

    「このテーブルは木でできている。」

 

 

☐    「in」 

 

    基本イメージ    →    「中で」

 

・「Let's  drink  in  your  room.」

    「君の部屋で飲もう。」

 

・「He  is  in  love.」

    「彼は恋愛中だ。」

 

 

 ☐    「into」

 

    基本イメージ    →    「中へ(動的)」

 

・「The  cat  got  into  the  box.」

    「猫が箱の中に入った。」

 

・「He  translated  this  English  into  Japanese.」

    「彼はこの英語を日本語に訳した。」

 

 

 ☐    「out (of)」

 

    基本イメージ    →    「外へ(動的)」

 

・「He  got  out  of  the  car.」

    「彼は車から出た。」

 

・「The  rumor  came  out.」→このoutは、名詞がないから副詞

    「噂が広まった。」

 

 

 ☐    「with」

 

    基本イメージ    →    「連結」

 

・「He  came  with  her.」

    「彼は彼女と来た。」

 

・「Cut  the  fish  with  a  knife,  please.」

    「ナイフで魚を切ってください。」

 

 

▢ 「against」

 

 基本イメージ → 「衝突」

 

・「He  is  standing  against  the  wall.」

 「彼は壁にもたれて立っている。」

 

・「Are  you  against  the  plan ?」

 「君はその計画に反対ですか?」

 

▢ 「before」

 

 基本イメージ → 「~よりも前」

 

・「A  comes  before  B.」

 「AはBより先行する。」

 

・「Finish  it  before  4:00  PM.」

 「午後4時前にそれを終わらせて。」

 

 

▢ 「after」

 

 基本イメージ → 「後から」

 

・「After  you.」

 「お先にどうぞ。」

 

・「The  police  was  after  the  robber.」

 「警察は盗人の行方を追っていた。」

 

 

▢ 「about」

 

 基本イメージ → 「まわりに(周辺)」

 

・「What  do  you  know  about  it ?」

 「それに関して何を知っている?」

 

・「I  ran  about  the  park.」

 「その公園あたりを走りました。」

 

 

▢ 「around」

 

 基本イメージ → 「ぐるりと」

 

「about」と近いですが、「about」より「動的」なニュアンスを含みます。

 

・「He  is  around  thirties.」

 「彼は30歳前後だ。」

 

・「I  will  show  you  around  this city.」 

 「この街をご案内します。」

 

 

▢ 「across」

 

 基本イメージ → 「横断」

 

・「I  walked  across  the  river.」

 「その川を歩いて渡ったよ。」

 

・「We  got  across  the  boarder.」

 「我々は国境を越えた。」

 

 

▢ 「along」

 

 基本イメージ → 「沿って」

 

・「I  ran  along  the  street.」

 「その通り沿いを走ったよ。」

 

・「I  have  been  getting  along  with  my  girlfriend.」

 「彼女とうまくやってるよ。」

→この「along」はかかる名詞がないから「副詞」。「my  girlfrind」にかかる前置詞は「with」。

 

 

▢ 「over」  

 

 基本イメージ → 「越えて」

 

・「Let's  go  over  that  hill.」

 「あの丘を越えていこう。」 

→「Let's + do(動詞の原形)」=「Let  us  do」=「~しようよ」

                                                     

 

・「I  got  over  a  cold.」

 「風邪治ったよ。」

 

 

▢ 「beyond」

 

 基本イメージ → 「向こう側へ」

 

・「The  ship  has  gone  beyond  the  horizon.」

 「船が水平線の向こうに消えていった。」

 

・「It's  beyond  description.」

 「言葉では言い表せないよ。」

 

 

▢ 「through」

 

 基本イメージ → 「貫通(通り抜ける)」

 

・「We  have  to  go  through  the  tunnel.」

 「我々はこのトンネルを抜けなければならない。」

 

・「I  maneged  to  get  through  the  work .」

 「なんとかこの仕事終わらせたよ。」

 

 

▢ 「above」

 

 基本イメージ → 「(基準より)上に」

 

・「Above  all,  we  have  to  do  it.」

 「とにかく、それをしなければいけないんだよ。」

 

・「This  is  above  my  power.」

 「これは僕の力ではできないよ。」

 

 

▢ 「below」

 

 基本イメージ → 「(基準より)下に」

 

・「The  sun  sank  below  the  horizon.」

 「太陽が水平線の下に沈んだ。」

 

・「He  must  be  below  the  age  of  20.」

 「彼は20歳より下に違いない。」

 

 

▢ 「under」

 

 基本イメージ → 「真下に」

 

・「She  hid  under  the  table.」

 「彼女はテーブルの下に隠れた。」

 

・「Everything  is  under  control.」

 「事態は収束したよ。」

 

 

▢ 「behind」

 

 基本イメージ → 「~の後に(裏に)」

 

・「The  bus  is  coming  behind  the  the  time.」

 「バスが遅れて来ます。」

 

・「Behind  (you)!」

 「後ろにいるからね!」

 

 

▢ 「between」

 

 基本イメージ → 「2つのものの間で」

 

・「He  is  standing  between  the  two  poles.」

 「彼はその2つの棒の間に立っている。」

 

・「This  is  between  you  and  me.」

 「これは君と僕の秘密だからね。」

 

 

▢ 「among」

 

 基本イメージ → 「集団の間で」

 

・「This  song  is  very  popular  among  the  young.」

 「この曲は、若者の間でとても人気があります。」

 

・「He  must  be  hiding  among  the  crowd.」

 「奴はこの群衆の中に隠れているに違いない。」

 

 

▢ 「onto」

 

 基本イメージ → 「~の上へ(動的)」

 

・「The  cat  jumped  onto  the  sofa.」

 「猫がソファーの上に飛び乗った。」

 

・「I  will  put  you  onto  a  good  thing.」

 「君にいいことを教えてあげるよ。」

 

 

▢ まとめ 

 

以上前置詞をみてきましたが、いかがでしたか?

 

例文をみておわかりになったでしょうが、前置詞は状況によって、いろんな意味になりますよね。

 

ですので、いちいち1つ1つの意味なんて暗記してられません。

 

ですので何度も言いますけど、本質イメージを覚えておくことです。

 

 

では、今回の記事のまとめに入ります。

 

「from」の基本イメージは「起点からの分離」

 

「of」の基本イメージは「起点からの影響をもちながら分離」

 

「in」の基本イメージは「中で」

 

「into」の基本イメージは「中へ(動的)」

 

「out  (of)」の基本イメージは「外へ(動的)」。

 

「with」の基本イメージは「連結」

 

「against」の基本イメージは「衝突」

 

「before」の基本イメージは「~よりも前」

 

「after」の基本イメージは「後から」

 

「about」の基本イメージは「まわりに(周辺)」

 

「around」の基本イメージは「ぐるりと(動的)」

 

「across」の基本イメージは「横断」

 

「along」の基本イメージは「沿って」

 

「over」の基本イメージは「越えて」

 

「beyond」の基本イメージは「向こう側に」

 

「through」の基本イメージは「貫通(通り抜ける)」

 

「above」の基本イメージは「(基準より)上に」

 

「below」の基本イメージは「(基準より)下に」

 

「under」の基本イメージは「真下に」

 

「behind」の基本イメージは「~の後ろ(裏)に」

 

「between」の基本イメージは「2つのものの間で」

 

「among」の基本イメージは「集団の間で」

 

「onto」の基本イメージは「~の上へ(動的)」

 

 

みなさんにより前置詞の理解を深めていただきたいので、いつになるか定かではありませんが、例文の量を増やしてまいります。

 

このサイトがある程度まとまりのあるものになりましたら、更新に更新を重ねてまいりますので、どうぞよろしくお願いします。

 

前置詞の解説は以上です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

 

それではまた(^^♪

                         ☆To  the  Finest  Hour☆

 

 

前置詞(1)

こんにちは、孤独なライターです(^^♪

 

今回の記事では、日本語にはない英語特有の品詞、「前置詞」をピックアップいたします!

 

みなさん、前置詞を何個ぐらい知ってますか?

 

前置詞は動詞のように無限にあるわけではなく、普通に使うものに絞れば30コぐらいです。

 

種類はさほど多くないのですが、実は前置詞はそのときの文脈により、いろんな意味になりますので、日本人にとってはいささか厄介な品詞なんですよね。

 

その傾向が著しいのが、超メジャーな前置詞、いわば基本前置詞なんです。

 

前置詞の使い方は、場数を踏んで慣れていくしかない!

 

顔晴りましょう!

 

 

では、今回の記事についての流れです。

 

最初に「前置詞とは?」ということでして、前置詞の文法的側面についての説明から入ります。

 

前置詞の使い方のルールについてですね。

 

「基本前置詞」は、副詞として使うときもあるので、副詞で使うときと前置詞で使うときを比較しながら基本前置詞をみていきます。

 

そして次に、いささか厄介な前置詞を、どのようなアプローチで学習していけばいいのかを説明していきます、

 

その後具体的に前置詞をピックアップして、それぞれの前置詞の使い方を、例文を使ってみていきます。

 

では、いきましょう、、

 

 

▢ 前置詞とは

 

前置詞とは、「前」に「置」く「詞」です。

 

「何」の前か?

 

「名詞」の前です。

 

前置詞は名詞の直前に来ます。

 

前置詞と名詞がセットになって「句」を形成します。

 

「句」とは、主語+動詞がない2語以上の語のまとまりです。

 

そして句とセットでみてもらいたい「節」とは、主語+動詞がある2語以上の語のまとまりです。

 

句と節については、後日の記事で詳しく説明いたします。

 

その句が「形容詞句」か「副詞」句となって、修飾語句として何かを修飾するのです。

 

つまり、「前置詞+名詞」→「形容詞句」or「副詞句」 

 

前置詞の種類は、動詞のように無数にあるのではなく、なんぼかマニアックなものを除けば、30種類くらいです。

 

ただし注意が必要なのが、それらの前置詞がいつも前置詞なのかというと、そうではないという点です。

 

実は「副詞」の場合もあるのです。

 

それによく該当するのが、メジャーな前置詞、つまり「基本前置詞」です。

 

前置詞なのか副詞なのかの見分け方は、「名詞とセットになっているかどうか」です。

 

副詞ならば、名詞とくっつきません

 

副詞は名詞を修飾できない詞ですから。

 

そして副詞の場合はよく「基本動詞」とセットになって動詞を修飾します。

 

これがいわゆる「句動詞」というヤツです。

 

前置詞ならば、名詞とくっついて形容詞句や副詞句となって何かを修飾します。

 

この違いよろしいですか?

 

もう一度いいますが、「前置詞は名詞とセット」です。

 

 

では論より例文、、ということでここでひとつ。

 

(1)「He  got  in  the  taxi.」 → 「彼はタクシーに乗った。」

         V   前置詞+名詞

(2)「The  train  got  in.」 → 「電車がついた。」

           V+副詞

 

(1)では「in」に名詞が伴っているので「in」は前置詞です。

 

(2)では「in」に名詞が伴ってないので「in」は副詞です(動詞を修飾)。

 

この2つの例文をみて何を思いましたか?

 

「get  in」という同じ言葉でも、意味が全く違いますよね?

 

これは前置詞「in」が前置詞として働くのか副詞として働くのか違いによって、基本動詞「get」の意味が変わってくるからです。

 

このように「基本動詞+前置詞」の意味は状況によって変わります。

 

では全ての意味を覚えなければいけないのか?

 

もちろん「答えはノー」です。

 

ではどうしていけばいいいかというと、それぞれの前置詞の本質イメージをしっかりつかむことが大事!

 

ということで、「前置詞は基本イメージが全て」といっても過言ではありません。

 

 

▢ 前置詞はイメージが大事

 

前置詞は、そのときの状況によっていろんな意味をもちます。

 

特にそれが顕著なのが、最も使われる基本的な前置詞なのです。

 

英語を学習してて思うのですが、「基本動詞」や「基本前置詞」をマスターするのが、一番難しいところではないのかと。

 

状況によりいろんな意味をもつ前置詞の、1コ1コの意味なんて覚えてられません!

 

ということで、前置詞にはちゃんと基本イメージがあります。

 

基本イメージ自体を覚えることは簡単です。

 

「本質イメージをベースにして、その時に適した意味へと膨らませていく」

 

このスタンスで、前置詞の学習をしていってください。

 

では以降、1コ1コ前置詞をみていきます。

 

 

 ▢ 「to」

 

 基本イメージ → 「到達」

 

・「The  train  is  bound  to  Tokyo  Station.」

    S        V       C                   M

 「電車は東京駅に行きます(直通で)。」

 

・「He  is  kind  to  her.」

   S    V    C         M

 「彼は彼女に(対して)親切だ。」

 

 

▢ 「at」

 

 基本イメージ → 「一点」

 

・「The train  arrived  at  Tokyo  Station.」

              S            V                    M

 「電車が東京駅に着いた。」

 

・「He  kicked  at  a  ball.」

   S       V            M

 「彼はボールをめがけて蹴った。」 ← ボールを蹴ったかまでは述べていない。

 

因みにこの例文と下の例文を比べてください。 

 

 「He  kicked  a  ball.」

         S       V          O

 「彼はボールを蹴った。」 ← 実際にボールを蹴った。

 

 

▢ 「on」

 

 基本イメージ → 接触

 

・「The  cup  is  on  the  table.」

    S       V          M

 「コップはテーブルの上にある。」

 

・「This  machine  is  on  sale.」

     S           V       M 

 「このマシーンはただいま販売中です。」

 

 

▢ 「off」

 

 基本イメージ → 「面からの分離」

 

・「The  paper  fell  off  the  table.」

    S           V             M 

 「紙がテーブルから落ちた。」

 

・「Switch  off  the  light,  please.」

          V       M        O  ← この場合「off」は副詞として「switch」を修飾。

 「明かりを消してください。」

 

 

▢ 「for」

 

 基本イメージ → 「対象を求めるように向かって」

 

・「The  train  is  bound  for  Tokyo  Station.」

    S        V      C                   M

 「電車は東京行きです。」 ← 「直通」ではなく「途中停車」あり。

 

・「Are  you  for  him ?」

    V     S        M 

 「彼に賛成ですか?」

 

 

▢ 「by」

 

 基本イメージ → 「そばに」

 

・「Let's  go  by  train.」

  VO     C        M ← 「let's  go」=「let  us  go」(第5文型)

 「電車で行きましょう。」

 

・「Please  come  here  by  seven.」

      V        M          M

 「7時にここに来てください。」

 

 

▢ まとめ

 

以上前置詞のルール・使い方についてみましたが、いかがでしたか?

 

前置詞は動詞のように無限にあるわけではないのですが、シチュエーションによって意味が変わってくるので、一筋縄ではいきません。

 

「for」や「by」のような基本前置詞は、日常でよく使われる基本動詞とくっついて、多様な意味になりますので、その1つ1つの意味を暗記していくだけでは、脳がいくつあっても足りません。

 

そこでポイントになるのは、それぞれの前置詞の本質イメージをつかみ、そこから意味を膨らませていく、こいうことでしたよね?

 

これが基本的な、前置詞のアプローチになります。

 

 

では、今回の記事のポイントの整理をしていきます。

 

①前置詞とは、名詞の前に置く詞。「前置詞+名詞」のセット

 

②「前置詞+名詞」がセットになって「句」となり、「形容詞句」や「副詞句」になる。

 

③基本前置詞は、単体で「副詞」の場合もある。そのときは副詞だから、名詞とセットになることはない。たいていその副詞は、動詞にかかる

 

④前置詞の学習の基本は、それぞれの前置詞の基本イメージを知り、それをベースにして、そのときに適した意味へとふくらませていくこと。

 

「to」の基本イメージは「到達」

 

「at」の基本イメージは「一点」

 

「on」の基本イメージは接触

 

「off」の基本イメージは「面からの分離」

 

「for」の基本イメージは「対象に求めるように向かって」

 

「by」の基本イメージは「そばに」

 

 

前置詞はまだまだ続きます。

 

次の記事で、いろんな前置詞の基本イメージを紹介いたします。

 

今回の記事は以上です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

 

それではまた(^^♪

                         ☆To  the  Finest  Hour☆