最上表現
こんにちは、孤独なライターです(^^♪
今回の記事は英語の「最上表現」について。
つまり、「3つ以上の間で、ある物事が一番........だ」という表現を学んでいきます。
それが2者間ならば、前回やった「比較表現」です。
「2つのなかで一番........だ」という文の意味は分かりますが、日本語でも明らかに違和感がありますよね。
とにかく比較表現は「2者間」、最上表現は「3者以上の間」で比べるものだと思っておいてください。
では今回の記事の流れをご説明いたします。
最初に、最上表現とはどんな表現なのかをみていき、次に最上表現の文法の基本について解説していきます。
そして「原級」を「最上級」に変化させたときの、3種類あるパターンについてみていき、最後に最上表現の例文を示していき、実際の使い方をみていきます。
今回の記事に書く最上表現の内容は中学レベルですが、記事の更新を重ねて徐々に高校レベルへと上げていきます。
高校英語でも、日常会話で使える表現が多いのでネ。
では、最上表現をみていきます。
☐ 最上級とは?
2者間をある観点から比べる比較の文を述べる時は、「原級」の形容詞・副詞を比較級の形にかえることは、前回の記事でみてきました。
次に、3者以上の間で「何が最も(一番).......だ」という「最上級」をつかった表現をみていきます。
「最も.........だ」の「.......」にくるものが、形容詞・副詞です。
そして原級の形容詞・副詞を「最上級」の形に変えなければいけません。
比較級と同様に、最上級も規則変化と不規則変化があります。
しかし比較級と違うのは、最上級表現では形容詞・副詞の直前に「the」を置きます。
理由は簡単、「一番......だ」と名詞が「特定」されるからですね。
(比較表現でも「the」がくることがありますし、最上表現でもtheがつかないときはありますが、例外は置いといて、、)
☐ 最上級の基本
① 3つ以上で、誰・何が「どんな観点で」「どの範囲で」一番なのか
・「どんな観点」にくるのが、形容詞・副詞。それを最上級にかえる。
・「どの範囲で」にくるのが、例えば「クラスの中で(in the class)」とか「4人の中で(of the four)」とか「全ての中で(of all)」といった内容。
・比較表現のように、接続詞「than」はつかない。
②規則変化
「比較級」と同様に2タイプある。
(1)形容詞・副詞が1音節、または2音節でも特定の語には
原級の語尾に「ーest」をつける。
・「young」→「youngest」
・「spicy」→「spiciest」
・「happy」→「happiest」
比較級と同じく、「子音+y」で終わる語は「y」を「i」に変えて「est」をつけます。
(2)2音節以上の語の大部分、3音節以上、そして語尾が「ーly」の副詞
これらの形容詞・副詞のときは、その後の前に「most」をつける。
・「popular」→「the most popular」
・「expensive」→「the most expensive 」
・「important」→「the most important」
③ 不規則変化の代表例
不規則変化する形容詞・副詞は多くありません。
・「good」 → 「best」
・「bad」 → 「worst」
・「late」 → 「latest」
・「well」 → 「best」
・「many」 → 「most」
☐ 最上級表現の例文
①規則変化
☐「ーest」形
・「He is the tallest in our class.」
「彼は我々のクラスの中で一番背が高い。」
・「The highest mountain in Japan is Mt, Fuji.」
「日本で一番高い山は、富士山です。」
☐「most」形
・「Who is the most popular singer in Japan ?」
「日本で一番人気のある歌手は誰?」
・「The most beautiful woman in the world is my girlfriend for me.」
「俺にとって世界で一番美しい女性は、俺の彼女だ。」
②不規則変化
「good」「bad」の最上級、「best」「worst」を使います。
・「I like this song (the) best of all.」
V O M
「この曲が一番好きだ。」
・「This is the best book I've ever read.」
C M ←「book」にかかる形容詞節
「これは今まで読んだ中で一番いい本だよ。」
・「I got the worst score of all English test.」
O M ← 「score」にかかる形容詞句
「英語のテストで、最悪の点数とっちまったよ。」
(「句」と「節」の違いは大丈夫ですか?別な記事で説明済みです。)
▢ まとめ
今回の内容は、いかがでしたか?
本記事でやった、最上表現は基本的なことです。
そこから発展させた最上表現はまずまずの量があります。
それらは高校英語の範囲になるのですが、中学レベルの最上表現を知らなければ理解できませんので、しっかり学習しましょう。
では、今回のポイントに移ります。
①最上表現とは、「3者以上の間」で「あるモノが一番.......だ」という表現。
②最上表現するときは、3つ以上の中であるものが、「どんな観点」で最もなのかを明確にする。
③「どんな観点」にくるのが、「形容詞・副詞」。そして最上表現では、それらのもとの形(=原級)を最上級にかえる。
④最上級の形は、大きく分けて比較級と同じく3パターン。規則変化の「-est」形、「most」形、「不規則変化」形。
⑤最上表現では、最上級の前に「the」がつく。数ある中から「1番なもの」と、名詞が「特定」されるから、自ずと「the」がつく。
以上が最上表現の基本的な内容ですが、最上表現を使ったイディオム的決まり構文はわりとあり、かつ実生活でも使えるものばかりです。
記事更新でそのバリエーションを増やしていきます。
「最上級表現」についての解説は以上です。
まだまだ説明が必要なので、また更新します。
それではまた(^^♪
☆To the Finest Hour☆