接続詞
こんにちは、孤独なライターです(^^♪
今回の記事は、英語の品詞の1つ「接続詞」についてです。
接続詞は前置詞と同じように、無限にあるわけではないのですが、前置詞よりは種類が多いのではないかと思います。
でも中学英語や日常会話で使うレベルだと、種類は多くないのでご安心ください。
アカデミックな英文に出てくるような接続詞を、英会話で使うとなると、ちょっと固い会話になってしまいます。
ですので私の見解ですと、英会話に生かしたいのであれば、中学英語で出てくる接続詞だけでよろしいのかと思います。
いずれ今回の記事では、接続詞のルール・使い方は覚えてくださいね。
では今回の記事の流れは、まずは接続詞の役割をみていきます。
そして接続詞は大きく分けて2種類あるのですが、その2つの役割を解説します。
じゃぁ、接続詞はどういうふうに使うのかということを、例文をどんどん上げてみていきます。
ではいきます。
☐ 接続詞の役割
英文を構成するメインの要素は、「S + V 」ですが、1文の中には「S + V」の組み合わせが1コのときもあれば、複数個になるときもあります。
複数個あると接続詞が登場します。
接続詞とは「S + V」同士をつなぎ合わせる役割があるのです。
つまり「節」と「節」をつなぎます。
そして一番強調したいことは、接続詞は文の流れをつくります。
英文中の前後の「節・句・単語」同士の関係性を表します。
「反対の内容なのか、同類の内容なのか」といったことを接続詞は示してくれます。
では次の2文を接続詞を使ってつなぎます。
(1)「He was studying.」
「彼は勉強していた。」
(2)「She came home.」
「彼女は帰宅した。」
(1)と(2) を合わせて、「彼女が帰宅した時、彼は勉強していた。」という文をつくると、「He was studying when she came home.」となります。
ここでは、「when」が「接続詞」として働き
その左と右の「S + V」をつなぎ合わせています。
つまり「SVのかたまり」-1=接続詞の数、という方式が成り立つわけです。
(これは覚える必要ありません。)
☐ 接続詞は大きく分けて2種類
①等位接続詞
「等位接続詞」は、「SV」同士を対等な関係でつなぐ接続詞です。
イメージとしては、「SV また SV」「SV そして SV」といった感じです。
次に説明する従属接続詞と比べると理解しやすいと思います。
そしてさらに等位接続詞は、「節」と「節」だけでなく、「句」と「句」、「単語」と「単語」もつなぎ合わせることができます。
つまり等位接続詞は、文法的に同類のものをつなぐ、ということです。
例えば、「句」と「節」はつなげません。
「単語」と「節」なんかもっとつなげません。
「単語」と「単語」の例なら、「花子and三郎」や「a pretty and slender girl」
「句」と「句」の例なら、「get on a train or into a car」
もう一度いいます。
等位接続詞は、文法的に同類のものつなぎます。
② 従位接続詞
「等位接続詞」を使う場合は、複数の「SV」が同等程度の力点が置かれるのに対して、「従位接続詞」が使われる場合は、1つの「SV」に力点が置かれます。
この力点が置かれるほうの「SV」を「主節」といいます。
(節に関しては、後ほどの記事で説明します。)
要するに「主節」とは、1文中の複数ある「SV」の中で最も重要な「SV」であります。
例えば
「もし明日晴れたら、ピクニックに行こう」という文であれば、「もし明日晴れたら」=「従位節」「ピクニックに行こう」=「主節」になります。
英語にすると、「If it is sunny tomorrow, let's go picnic.」
この場合「if」は従位接続詞で、意味上の力点はあくまで主節に置かれます。
▢ 等位接続詞の例
①「and」 → 「また」
・「He loves her and she loves him.」
「彼は彼女を愛し、彼女は彼を愛しています。」
②「but」 → 「しかし」
・「You can do it but I can't (do it).」
「君にはそれをできるが、俺にはできない。」
③「or」 → 「または」
・「I want to go fishing or (I want to go) hiking.」
「釣りにいくか、ハイキングしに行きたい。」
④「nor」 → 「AでもなくBでもなく」 「nor」=「否定+or」
・「I don't want to go fishing nor (do I ) hiking.」
「釣りにも行きたくないし、ハイキングにも行きたくない。」
⑤「so」 → 「だから」
・「I have caught a cold so I don't want to work today.」
「風邪をひいてしまったから、今日は仕事したくないな。」
▢ 従位接続詞の例
① 名詞節となる「that」
・「I think that your plan is nice.」
主節 従位節
「君のプランいいと思うよ。」
この場合「that」が導く名詞節は、主節のV(think)の目的語になる。
・「The truth is that he has a girlfriend.」
主節 従位節
「実はね、彼にはガールフレンドがいるの。」
この例文では「that」が導く名詞節は、主節の補語として働いている。
②副詞節をつくる
〇 時を表す従位接続詞
(1)「when」(~の時)
・「He was studying when she came home.」
主節 従位節
「彼女が帰宅したとき、彼は勉強していた。」
(2)「after」(~の後)
・「Let's go smoking after we have lunch.」
主節 従位節
「ランチしたらタバコ吸いに行こう。」
(3)「before」(~の前)
・「You should wash your hands before you have a meal.」
主節 従位節
「食事する前に、手を洗うべきです。」
〇 条件・仮定を表す従位接続詞
(1)「if」(もし~なら)
・「If it is sunny tomorrow, let's go fishing.」
従位節 主節
「もし明日晴れたら、釣りに行こう。」
(2)「unless」(もし~じゃないなら)
・「I will go fishing tomorrow, unless it is rainny.」
主節 従位節
「もし雨にならなければ、明日釣りに行こう。」
〇 理由・原因を表す
(1) 「because」(~だから)
・「I didn't go to school today because I caught a cold.」
主節 従位節
「風邪をひいたから、今日学校行かなかったよ。」
〇 目的・結果を表す
(1) 「so that」(~のために)
・「I did my best so that I could get a high score.」
主節 従位節
「良い成績をとるために、全力を尽くしたよ。」
(2) 「so ~ that ......」(とても~だから......だ)
・「I am so hungry that I cannot work any more.」
主節 従位節
「とてもお腹が減っててもう仕事できないよ。」
▢ まとめ
今回の記事では接続詞をみてきましたが、いかがでしたか?
今日紹介した接続詞は、基本中の基本ですので、覚えてくださいネ。
難しくありませんが、強いて言えば「nor」があまり馴染みないかもしれません。
「nor」だと、倒置が起こるからややこしいかも。
あと「so that ~」と「so.....that ~」は紛らわしいですが、意味が違いますので区別できるようになりましょう。
「so......that ~」は「so 形容詞/副詞 that ~」というように、「so」と「that」の間に「形容詞/副詞」が入ります。
それでは、今回の記事のまとめにはいります。
①接続詞の役割は、文中のある要素とある要素をつないで文の流れをつくるもの。
②接続詞は大きく分けて2種類。「等位接続詞」と「従位(従属)接続詞」。
③等位接続詞とは、文法上同類のものを対等につなぐもの。
「節(SV)」と「節(SV)」、「句」と「句」、「単語」と「単語」を対等につなぐ。つながれたものに、同等程度の力点が置かれる。
「and」「but」「or」「nor」など。
④従位接続詞とは、2つの節(SV)をつなぎあわせる。
そのとき、力点は一方に置かれる。最も力点が置かれた節を「主節」という。主節が一番中心になる節(SV)。
⑤従位接続詞には、名詞節をつくるもの、副詞節をつくるものがある。
接続詞の記事は、以上といたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
それではまた(^^♪
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