代名詞
今回のテーマは「代名詞」について(^^♪
みなさん、代名詞ときいてどれだけの数をピックアップできますか?
ほとんどの代名詞は、実は中学1年生で習うもの。
代名詞は「代」「名詞」ということで、名詞の代わりをする詞で、一度話に出てきた言葉の繰り返しを避けるためによく使われます。
これは日本語でもありますよね?
「これ」とか「彼ら」とか。
代名詞はあくまで名詞でありますが、さらには形容詞として機能することもあるんです。
でもご安心ください。
代名詞のほとんどは、中学1年生で習うのであまり難しい内容ではありません。
難しい代名詞といったら、中学3年生で出てくる「関係代名詞」です。
今回の記事では、「~代名詞」といった文法用語チックな言葉が出てきますが、内容を理解するだけでOKです。
用語までは覚える必要はありません。
では、代名詞について解説していきます。
▢ 代名詞とは?
代名詞とは、字のごとく「名詞」の「代」わりとして機能する詞です。
英語の品詞の中の1つに入ります。
日本語でもそうですが、英語でも一度出てきた内容をくり返す時、同じ単語を使うことは避ける傾向があります。
話を簡略にするために、それを代名詞に置き換える、これが代名詞の役割なのです。
代名詞は名詞の代わりの詞ですから、文法的に代名詞は名詞です。
だから「主語」「目的語」の位置に配置されます。
しかし中には、形容詞的になる代名詞もあります。
▢ 代名詞の種類
①人称代名詞
皆さんに一番馴染のある代名詞です。
例)「I」「you」「he」「she」「they」「it」など
これらは形容詞(所有格)や目的語(目的格)として文中に配置する時は、形を変えなければいけません。
例)「I」→「私」
・「主格」だと → 「 I (私)」
・「所有格」だと → 「 my (私の)」
・「目的格」だと → 「 me (私に)」
このような人称代名詞の「格変化」の活用を覚えていない方は、必ず覚えてくださいね!
基本中の基本です!
② 指示代名詞
指示代名詞とは、ものを指し示すときに使う代名詞です。
「これ」「あれ」「これら」とかですね。
あとは、文中で前の内容を指すこともあります。
例)「this」「that」「these」「those」など
「this book」 → 「この本」
これは「this」という指示代名詞が、形容詞的に使われてます。
③ 不定代名詞
不特定の人やものを指す代名詞です。
例えば、「some」「one」「any」などです。
・「Some did it, some didn't do it.」
「何人かそれをやって、何人かそれをやらなかった。」
→「それをやった人もいれば、やらなかった人もいた。」
・「I lost my key. I have to buy a new one.」
「鍵をなくしちゃったから新しい鍵を買いに行かなくちゃ。」
「some」と「any」は名詞としてよりも、形容詞的(つまり名詞を修飾)に使われることが多いです。
「some persons」→「何人かの人たち」 というように。
④ 疑問代名詞
よく疑問文などでみかける代名詞です。
(疑問文以外でも使います)
「誰がそれをやったの?」などと何かを訊く時です。
「who」「what」「which」がその代表例です。
尋ねる事柄が「人」や「モノ」といった名詞のときに
これらの疑問代名詞が使われます。
・「Who did it ?」
「誰がそれをやったの?」
・「What do you like ?」
「君は何が好きなの?」
・「Which is which ?」
「どっちがどっちなの?」
⑤ 関係代名詞
関係代名詞は、中3英語の難関分野です。
関係代名詞はどういう時に使うかというと、「動詞」もしくは「主語+動詞」、、つまり「文」を使って名詞を修飾する時に使います。
ちょっと複雑な分野で説明が長くなりそうなので、関係代名詞の使い方についての解説は、後日いたします。
が、「一応こんな文になります」ということで、例文を2つ。
・「This is the girl who lives in this house.」
「この子がこの家に住んでいる女の子です。」
・「The fish which I caught yesterday was so big.」
「昨日俺が釣った魚、かなりデカかったんだよ。」
▢ 代名詞の位置
先ほどの「人称代名詞」「指示代名詞」「不定代名詞」では、名詞の位置、つまり主語か目的語の位置に配置します。
形容詞として使う時は、名詞の直前です。
疑問代名詞は、疑問文をつくるときであれば、文頭に配置します。
関係代名詞は、文を使って修飾したい名詞の直後に配置します。
▢ まとめ
以上代名詞をみてきましたが、いかがでしたか?
代名詞の使い方は難しくないので、大体理解していただけたかと思います。
関係代名詞は中学英語でも難しい分野なので、後日じっくり解説いたします。
それでは、今回のポイントをおさらいします。
①代名詞とは、名詞の代わりをする詞。一度出てきた内容の繰り返しを避けるために使われる。
②代名詞は名詞の代わりをする詞だから、文法的には名詞。主語や目的語で使われる。
③しかし代名詞は、形容詞として使われることもよくある。例えば、「his」「these」「some」などなど。
④「人称代名詞」は、配置場所によって形が変化する(格変化)。
⑤「指示代名詞」は、ものを指し示すときに使う代名詞。「あれ」「それ」など。
⑥「不定代名詞」は、「不特定」の人や物を指す代名詞。その中でも「some」と「any」は、形容詞で使われることが多い。
⑦「疑問代名詞」は、人や物といった内容(名詞)について疑問文で尋ねるときに、使う代名詞。しかし疑問文以外でも使う。
⑧「関係代名詞」は、「SとV(つまり文)」を使って名詞を修飾する場合に使われる代名詞。
ぜひ関係代名詞は、「関係詞」の記事で学習してください。
代名詞の解説は以上とします。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます!
それではまた(^^♪
☆To the Finest Hour☆