関係詞(2) 関係副詞
こんにちは 、孤独なライターです(^^♪
今回のテーマは関係詞の1つ「関係副詞」について!
関係詞の役割は「文と文を合体させる」そして「節を使って名詞を修飾する」ことでしたね。
関係詞の節は「名詞を修飾する節」ですので、関係詞節は「形容詞節」になります。
みなさんに覚えていただきたい関係詞は、2種類。
「関係代名詞」と「関係副詞」です。
この2つの使い分けを知らなければいけません。
前回の記事で学習したことは、「関係代名詞」を使うと、関係詞の節の中で「アナが空く」んでしたね?
しかし「関係副詞」を使うと、関係詞の節の中で、「アナが空く」という現象は起きません。
これが「関係代名詞」と「関係副詞」の大きな違いです。
では今回の記事の流れについて。
最初に、「関係副詞を使うのはどういう時なのか」を説明します。
関係副詞は4種類あるのですが、それについても言及していきます。
そして次に、先ほども言ったことですが、関係副詞を使っても関係詞節内に「アナが空く」という現象は起きないということですが、それについて少し詳細に触れていきたいと思います。
ではいきます。
☐ 関係副詞とは?
「関係副詞」とは、関係詞を使って名詞(先行詞)を修飾するとき、関係詞節内で「副詞」として働く「関係詞」です。
関係副詞は何種類かあり、先行詞によって使い分けます。
① 先行詞が「場所」 → 「where」
②先行詞が「時」 → 「when」
③先行詞が「理由」 → 「why」
④先行詞が「なし」 → 「how」
☐ 関係副詞の特徴
「関係代名詞」を使って関係詞節をつくると、関係詞節内に「アナが空く」という現象が起こるんでしたね。
しかし「関係副詞」の場合は「アナが空く」という現象は起きません。
なぜかおわかりでしょうか?
「アナが空く」というのは、あるべきはずの英文の要素(「主語」や「目的語」)
がなく、その代わりに「関係代名詞」がその働きを担っているからです。
関係副詞は、関係詞節内で「副詞」の働きをします。
つまり関係副詞節内では、副詞が足りない現象が起こります。
なぜなら、関係副詞がその働きを担っているからです。
しかし「副詞が足りない!」からといって「アナが空いてる」とはいいません。
「アナが空いた文」というのは、英文の主要素である「主語」や「目的語」が足りてない文、のことなんです。
☐ 関係副詞の例文
関係詞節内に「アナがない」ことにも注目して例文をみてください。
①「where」(先行詞が「場所」)
・「This is the city where I was born.」
「ここは、私が生まれた町です。」
先行詞は「the city」。
この例文は以下の2つの文を合体させたものです。
(1)「This is the city.」
(2)「I was born in the city.」
またこの例文は「関係代名詞」を使って言い換えることもできます。
「This is the city which I was born in ▢.」
一般的により自然な文なのは、、
「This is the city in ▢ which I was born.」です。
先行詞が「the city」で、関係詞節内の「in」の後に「アナが空いて」います。
②「when」(先行詞が「時」)
・「Today is the day when we have to finish the work.」
「今日は、その仕事を終わらせなければならない日だよ。」
先行詞は「the day」。
またこの英文は関係代名詞を使って以下のように変えれます。
「Today is the day on ▢ which we have yo finish the work.」
関係代名詞節の中の「on」の後ろにアナが空いてます。
「which」が「on」の目的語としています。
③「why」(先行詞が「reason」)
・「That is (the reason) why he missed the train.」
「こういうわけで、彼は電車に乗り遅れました。」
この表現はよく「the reason」が省略されます。
④「how」「先行詞なし」
・「Could you tell me how I can get to the station ?」
V O(1) O(2)
「最寄りの駅までどう行けばいいか教えて頂けませんか?」
「how」は先行詞をとりません。
また関係代名詞を使って以下のように言い換えることもできます。
「Could you tell me the way in ▢ which I can get to the station ?」
先行詞は「the way」。
「in」と「which」の間にアナが空きます。
「in」の目的語の働きを「which」が担ってます。
▢ まとめ
関係副詞をみてきましたが、どうでしたか?
関係代名詞と関係副詞を使い分けることができそうですか?
関係代名詞と関係副詞の記事からわかる通り、関係詞節を使って名詞を修飾するとき、どんな名詞を修飾するかによって、「関係代名詞」を使うか「関係副詞」を使うのかが決まります。
関係代名詞を使う場合は、修飾する名詞(=先行詞)が、関係詞節中で「主語」や「動詞/前置詞の目的語」として働く場合です。
では今回のポイントをまとめていきます。
①関係副詞を使う場合は、先行詞が関係詞節中で「副詞」として働く場合。
②関係副詞を使う場合は、関係詞節中で「アナが空く」という現象は起きない。関係副詞を使うとき、関係詞節中で「副詞」が足りない現象が起きるが、だからと言って「アナが空く」とは言わない。「アナが空く」とは、「主語」や「動詞/前置詞の目的語」が足りないことをいう。
③関係副詞は4種類。
・先行詞が「場所」 → 「where」
・先行詞が「時」 → 「when」
・先行詞が「理由(the reason)」 → 「why」
・先行詞が「なし/the way」 → 「how」
「関係詞(2) 関係副詞」の解説は以上です!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
それではまた(^^♪
☆To the Finest Hour☆