発音を習得することの効果
私の英語学習観は、とにかく基本に忠実になって、基本をがっちり固めるということです。
英語の基本は、「文法」と「発音」に他なりません。
わたしは外国に行く前は、文法が好きだったので文法をがっちり固めましたが、発音を蔑ろにしていたので、現地人の会話に歯が立ちませんでした。
いまは時間のゆるす限り、発音をトレーニングしてます。
たぶん一人前に発音できるようになるには、文法をマスターするよりはるかに時間がかかると思うんですよ。
文法に関しては「中学英語+α」をマスターすればいいので、半年~1年あれば文法は充分身につくというのが私の考えです。
しかし、発音はスポーツと同じく「口や舌」といった体の一部を鍛えてなんぼなので、
上達するまで時間がかかることは覚悟しといてください。一朝一夕ではできるようにはなりませんので!
まぁ暗記のように頭を使うのではなく、体を動かす学習なので「つまならい」というのはあまりないと思います。
「毎日10分だけでも!」というように、最初は少しずつ(最初は負担が大きいので)でもいいので、継続することが大事です。
私も普段仕事上、あまり英語に時間を割けないので、「スキマ時間」を活用して発音に取り組んでます。
初めて1年ぐらい経ちますが、音読がスムーズになりましたし、TOEICの公式問題集のリスニング音声や洋画が以前よりも聞けるようになったという実感があります。
思うに「発音」が良くなると、実際に英語力があがるだけではなくて、「メンタル面」で非常に高い効果が生まれるということです。
あとは正しい発音を知ることで、リスニング力が上がるということ。
今回の記事ではそれに関することを3点紹介いたします。
▢ 英語を話すことに「自信」をもてる
語学習得のコツは、何をやるかといった方法論よりも、「いかにしてモチベーションをキープするか?」といった「継続」に他なりません。
残念ながら「継続」です。
「語学に王道なし。」
英文法が得意な人よりも、文法が間違った英語でも、英語っぽい発音で英語を話している人のほうが、かっこよくみえます。
文法は正しくなくても、英語っぽく発話してるだけで、誰かから「すごい」と誉められるでしょう。
そうなれば、もっと英語をうまくなりたいと気持ちが高まります。
(モチベーションアップです)
普通日本人がいっぱいいるところで英語を使うのは、恥ずかしく思うかもしれませんが、発音に長けてるほうが、人前で英語を使う恐怖感がなくなります。
しゃべれないけど頑張ってネイティブみたいに英語話そうとしている人を、冷ややかな目で見る人がいますが、これはおかしいですよね!頑張ってんのに!
▢ 音読・シャドーイングが楽しくなる
発音がよりネイティブっぽくなると、英語学習の大切なアクティビティーである
「音読」「シャドーイング」が楽しくなります。
楽しくなれば、モチベーションアップにつながりますよね?
そうなったのが「わたし」です(笑)
「リエゾン(詳しくは後の記事で)」が多発する文を、スムーズにネイティブらしく発音できたときは、なかなか気持ちがよいもんですよ(^^)
ということで発音力アップさせれば、「音読」「シャドーイング」といった1人でもできる重要な英語学習を楽しくできちゃいます。
▢ リスニング力が向上する
リスニングは、聞いてるだけでは伸びません。
私の大学のある言語学の教授は、「洋ドラマを字幕なしで3か月、毎日見続ければ聞けるようになる」と言っておられましたが、正しい発音をある程度勉強してからのほうが、格段にリスニング力向上につながると、私は思います。
第一に、「正しく知らない音」「自分の口から発せられない音」は聞き取れるわけがありません。
正しい音を知らなければ、教材のリスニング音源にあるネイティブの英語を聞き取れないのも当然です。
〇 発音訓練のポイント
「日本語という母語の壁を越えなければならない」
母語により、英語の訛りが出ます。
私が海外行った時も、中国系の航空会社のCAの人に「日本人らしい英語だね」と言われました。「ジャパニングリッシュ」ってやつですね。
それは「母語の発音を通して英語を発音していた」からです。
その壁を越えなければ、「英語話者の人に伝わりやすいネイティブの発音」に近づくことはできません。
そのためには、「英語と日本語は、発音(発声)の仕方が根本的に違う」ということを認識してください。
決して「日本語の50音を使って発音」しようとしないでください。
どれだけ母語の発音の壁を乗り越えることができるかが、発音成長のカギです。
今回の記事は以上です!
ではまた(^^♪
☆To the Finest Hour☆